シティサイクル(ママチャリ)に乗っているあなた、これから買おうとしているあなたに! 自転車店からのお願いを
「お願い」ではあるのですが… 基本は長く・安全・快適に乗っていただくためのコツといいますか… こういう部分を気をつけてもらうといいですよ! なお話
お願いポイントは10個
お願いポイント… 10個もあるんですけどね。でも1つ1つは多分そんなに大変じゃない… はず。
「半分くらいはできてるよ」って人も多いと思います。なので、ちょっと多めですがよろしくお願いします
- あまりお値段お安めのはやめません?
- 中古ってかえって高くつきますよ
- 空気入れてください
- タイヤ替えてください
- 油、注しましょう
- できれば雨風避けられるところに
- たまには自転車店へ
- 危険な自転車には乗らないで
- 自転車に興味持ってください
- 保険入りましょう
お願い = お金がかからない方法!?
個別の内容の前に前提なのですが、これらの「お願いポイント」って、全体に「お金がかからない方法」でもあります。
でもそのためには仕込みが大事というか、一時的には出費が増えることもありますが… でも長い目で見ると最終的にはお安くなります
なので、2週間とか、3ヶ月~半年くらいしか乗らない人にはあまり関係ないかも? でも3~4年、いやいやそれ以上! 乗る人にはオススメの内容です
- 新生活なので自転車を買おうとしている人
- 今の自転車をできるだけ長く乗りたい人
- そんなに乗る回数・距離は長くないけど、ずっと乗り続ける人
こんな人にはオススメです
自転車を買うときのお願い2個
まずはシティサイクルを買おうと思ったときのお願いから
あまりお値段お安めのはやめません?
シティサイクルって、お値段と性能がほぼ正比例します。「性能」が正比例するというか、「メンテの必要性」とか「ダメになりにくさ」がお値段と反比例するというのか…
だから「そこそこ長く乗ろう」と思うなら、お値段そこそこの自転車を買うほうが結果的にお得です。お安いのはサビやすい、壊れやすいことが多いですから。
その昔、まだ学生だった頃(?)1万円しない自転車を買ったことがありますが、1年も経たずにサビサビになって廃車に。その後3万円台で買ったシティサイクルは同じように扱っていたのに、少なくとも4年以上は元気に走ってくれました。だからこそ!
自分ならこういう部分をチェックします! というポイントは下記になります
- 素材はアルミ・軽量
- 後ろブレーキはローラーブレーキ
- ハンドルは銀色
- ステンレスパーツ多め
- ライトはハブダイナモ
もう少し予算に余裕があるなら、チェーンじゃなくてベルトドライブのものにされると、メンテの手間がグッと下がります。
最近は「ノーパンクタイヤ」が使われているものもありますので、空気入れが面倒ならそっちでも。
でもこの「ノーパンクタイヤ」と、「パンクしにくいタイヤ」は全然違うものです。「パンクしにくいタイヤ」は空気入れないとダメですから、そこのところご注意ください!
中古ってかえって高くつきますよ
「中古無いですか?」ってよく聞かれます。「中古で買ったんです」って持ち込みもあります。でも… 中古ってホントにお得ですか?
「ちょっとの期間(数ヶ月)だけ乗りたい」人はいいのですが、数年使うから新品で買うほうがかえって安くなることも多いと実感しています。
中古店にあったシティサイクル。1万円近いのにサビサビだし、タイヤもブレーキも減ってて、ワイヤも錆びてて交換時期が近い。そこを直すと、2万5000円くらいのサビサビ車になる。3万円出せば、国内メーカの新品だって(ギリギリ)買えるくらいになります。そう思うと、中古ってお得じゃないなぁって
ちょっとだけ乗りたいなら中古でもいい。でも長く乗るならやっぱり… そう考えていただけると嬉しいです
自転車に乗るときのお願い4個
空気入れてください
快適に走るコツは、十分に空気を入れること。
空気がしっかり入っていないと、パンクしやすくもなりますし、タイヤやチューブも早く悪くなります ≒ お金がかかるってことです
なので空気はしっかり! 「ある程度減ったら」ではなく、「機械的に2週間に1回」などがオススメ。「1日と15日」とか入れるタイミングを決めておいて、そのタイミングで入れるといいんじゃないでしょうか?
しっかり空気を入れているとよく転がるし、よく走る! ご自分で入れるのが面倒な人は、空気を入れてくれるお店へ。侍サイクルも空気、しっかり入れさせてもらいます。もちろん無料です
タイヤ替えてください
タイヤは使っているとすり減っていきます。クルマのタイヤもそうですし、靴の裏側だってそう。ゴムはすり減っていくものですから、ある程度でタイヤ交換をお願いします!
基本的には自転車店で「そろそろ交換しませんか?」と言われた時でいいとは思うんです。パンク修理の時など、チェックしてお伝えしますので、その時にはぜひタイヤ交換をお願いします。
減っているとパンクしやすくなりますし、滑ったり、突然破裂したりする危険性があるなど、安全性は減ります。当然ながら快適性は減っちゃいます。ですから必要に応じてタイヤ交換。シティサイクルの場合はタイヤを交換すると、一緒にチューブも新しくなるケースが多いので、チューブも新品になります。侍サイクルではその際には、必要に応じてサービスでリムテープも交換してます。
ご自分で見て交換時期を知りたいなら? 「タイヤにヒビが入っていないか?」「溝がほぼなくなってしまうくらい減っていないか?」などをご確認ください。
油、注しましょう
自転車も機械です。機械は油を注さないとよく動かなくなりますし、必要なところに油がなくなるとサビの原因にもなります。
錆びちゃったら交換するしかないので、もったいない!
ポテンシャルを発揮してもらうために、部品を長持ちさせるために! 油をさしましょう。この「油」も一応、オススメとオススメじゃないものがありますし、「ここには注しちゃダメ!」って部分もありますので、気になる方は自転車を買ったお店、いつも修理してもらっているお店で聞いてみてください
できれば雨風避けられるところに
自転車の保管は、できれば雨風が避けられるところに。雨ざらしにしているとあっという間にサビてしまいます。
よくスポーツ自転車だと「外で保管すると、室内保管するのと比べて寿命が半分になる」なんていいますが… もしかしたらもっと短くなっちゃうかもしれません。
シティサイクルを室内保管する人は少ないとは思うのですが、もし、もし可能なら!
屋根があっても壁がない場所だと、やっぱり濡れちゃうこともありますし、風の湿気でサビてしまうことも… できれば屋根と壁がある場所で。難しかったらカバーをかけたり、コマメに拭いてあげたりと、湿気や水気を避ける・防ぐ・守る工夫もお願いします
調子が悪くなってきたときのお願い2個
シティサイクルってあんまりメンテナンスが必要ないようにできています。でもまったくノーメンテってわけにはいきませんし、じわっと悪くなったりもします。そんな頃には… なお願い。
たまには自転車店へ
ご自分でみっちりメンテするという方以外は、年に1度くらいは自転車店へ
買ったお店で見てもらうのが一番お安くすみますし、親身にもなってもらえます。だから買ったお店に行くのがオススメですし、買ったあと、メンテなどのお付き合いをしたいお店で買うのがいいと思います
侍サイクルで買われた自転車は、ずっと(侍サイクルがつぶれるまで!?)基本点検は無料ですので、できればご予約いただきまして、いつでもお店へ!
危険な自転車には乗らないで
お店でメンテや点検をして、「ここも直さないと危険ですよ」とお伝えする。すると… 「やめときます」「また今度」とおっしゃる場合がある。
その他にも「じゃ、新しいの買います」とか「もう乗るのやめます」って場合もあります。
危険だから、必要があるから「ここも直して!」とお伝えしています。だから直さないなら乗っちゃダメ。でも「もう乗らない」って言ったのに、乗ってる人に会うこともありますし、お店出た瞬間乗って帰る人もいますし… 危険な自転車には乗らないでくださいね!
自転車全般に関するお願い2個
自転車全般に関するお願い
自転車に興味持ってください
一番のお願いはここかも。自転車に興味持ってください! ほんのちょっとだけでいいんです。だってコマメに、ナンだったらほぼ毎日乗る愛車ですし、あなた(や家族)の命を乗せて走る乗り物でもあるんですから!
皆さん忙しいですし、いちいち自転車に興味もってられないのもわかります。でもやっぱりほんの少しだけ興味を持ってもらって、気持ちも少しだけ注いでもらえると、もっと楽しく、速く、ラクに走れますし、安全にもなります。
そうなると「自転車も楽しい?」とか「意外と悪くないな」って感じるかもしれません。
街を走っている自転車「もうちょっと○○したら、もっとラクに走れるのになぁ」っての多いです。だからその辺りも少しだけ気にしてもらえると、自転車がもっと楽しくなると思いますよ
保険入りましょう
自転車保険が義務化されている都道府県もたくさんあります。もちろん滋賀もそのひとつ。
まだ入っていないあなたは自転車保険入ってください