タイトルの通り、「自転車は事故ったモノ負け」です。
過失割合とか、保険とか、いろいろありますが、総じて損をしますし、大変だったり、ツラかったりする人もたくさん。
「勝ち」「負け」なんてモノじゃないのはわかっていますが…
事故らないのが一番! 全力で回避してください。というお話。
春は事故の話が増えます
自転車の事故、多くなってきました。落車などの単独事故もありますし、自転車同士、クルマやバイクとの接触・避けようとしての事故などを聞きます。
侍サイクルに来られている方では、歩行者との事故はほとんど聞いたことがありません。
彦根界隈では歩いている人が極端に少ないからかもしれません。歩いているだけで、クルマの窓から顔を出した子供に、「お母さん、あの人ら歩いてはるで!」と叫ばれる程度には珍しいようです。異常事態だ!
というのはいいとして…
クルマとの接触事故が…
彦根がクルマ社会だからか、自転車が車道を走っているからかわかりませんが、圧倒的にクルマと自転車の接触事故が多い印象です。
この場合、過失割合は自転車に有利になります。
が、車両同士の事故ですのでよっぽどの条件がないと、10:0にはなりません。
自転車にほとんど過失がなくても、9:1とか、8:2とかになることが多いようです。
自転車も壊れますし、怪我することもあります。でもクルマも傷つきます。そこで… ってお話です。
事故があると、どう大変?
ケガをしちゃうと…
「治療費」という点では、お互いの保険もありますので、あまり困ることはないようです。
が、最悪命を落としたり、リカバリ不能なケガを追ったり。痛みが残ってしまうこともあるようです。
こうなってしまうと「損得」じゃありませんが、ケガして得なんてありません!
ケガしちゃうと、その間の日常生活や仕事などにも悪影響がありますし、もちろん自転車にだって乗れません。
自転車が故障すると?
金銭面での問題があるのはこちら、自転車の故障をどうするか? ってお話。
クルマと接触するとたいした事故でなくても、自転車が壊れます。廃車になることも少なくありません。
「クルマが悪いんだし、保険でいい自転車に買い換えよう」なんて話を聞きます。。。
が!
そんなにカンタンにいきません。
まず揉める。お金を出したくない保険屋との間でかなり揉めます。最長1年半揉めたケースがあったほど。
自転車が複数台あればいいですが、その間自転車はない状態です。全然乗れない…
「クルマも修理しないといけないから」「もう何年も乗ってる自転車でしょ」なんて話もあり。。。
侍サイクルで見聞きしたケースでは、95%以上が「(金銭的に)得しなかった」ような気がします。
- まだ十分乗れるお気に入りの自転車が廃車
- だからといって、新車で同じような自転車を買えるほどの保険料は出ない
そんな感じ。
手続きとか対応の面倒くささもあいまって… ってことです
時間と手間がかかって…
事故対応もやっかいです。
- 加害者と話す
- 自転車屋に行く
- 保険屋と話す
- ときには裁判なんてことに!?
事故で心身ともにダメージを受けるだけでなく、その後の対応でも心配したり、気を使ったり。
手間とヒマがかかります。事故の対応で心がすり減っちゃう人もいる様子。
事故を回避するために?
「気をつけて乗ってない人」なんかいないのはわかっています。
でも事故を避けるには、もう一段階警戒レベルを上げてほしいのです。
とくに、事故ったことがあったり、ヒヤッとするほど危ない目にあった人は。
考えていただきたいのは、本人がいくら安全運転でも事故は起こる可能性があるってこと
そして、みんなが交通ルールを守って動くわけではないってことです。
逆走
無灯火
信号無視
左右確認せず飛び出し
暴走……
考えたらキリがありませんが、相手に期待すると事故になります。
自分以外は全員交通ルールなんか守らない
こっち(自転車)なんて見えてない
と思って動けば、少しは事故の可能性も減るかも知れません…
被害を減らすには?
どれだけ備えていても、事故る時は事故ります。
できるだけ被害を少なく抑えるために。防具を身に着けること、保険に入ることは徹底を!
ヘルメット、手袋、アイウェア、長袖・ロングボトムなんかは地味ですがケガの程度を軽減してくれます。
ヘルメットは高いから… と躊躇する人も多いですが、スポーツバイクで軽快に走る人、中でもロードバイクの人は、ぜひかぶってくださいね!
店頭にも置いていますので、手にとって、サイズもみて決めてくださいね