最近また多い「どのくらいかかる?」なお電話。わかりませんので、お答えしません! ってお話。
お電話でのお見積はお答えしかねます
意地悪で言っているわけではなくてですね、ホントにいろんなことがわからないので、お答えしかねるんです。
だから「とりあえずお店に来てください」とお返事します。聞きたいのはわかるんです。もちろん、わかる範囲でならお返事するかもしれませんが、基本「修理」や「大きめのメンテ」の場合は難しいと思っていただけるといいのかも。
全般的に込み入った内容のお話は、お電話ではお断りする… ってこともあります。
わからないがいっぱい
さて、お電話での「どのくらい?」ってお話。金額的にも、日数的にもお答えしかねます。
なぜなら、いろんなことが「わからない」からです
1. 状況が「わからない」
今どういう状況で困っているか、説明してくださいますが、実際に見ないとわからないことも多くて。
「パンクだと思う」と聞いたけど、持ち込まれたらパンクじゃなくて、タイヤに大きな穴が! とか、ホイールがゆがんでタイヤが外れてる… なんてこととか。
パンクとかだとまだいいのですが、「変な音がする」とか、「ブレーキが利きにくい」とかだと、その説明から時間や金額の見積もりは難しいです。
2. 原因が「わからない」
状況が正確に伝わったとしても、原因は特定できません。原因が違えば、当然ですがお値段も、かかる時間も変わります。だからお返事できない。
たとえば「タイヤの空気が抜けちゃって走れない」ケース。
虫ゴムなのか? パンクなのか? ただ空気が抜けてるだけって可能性もあります。だから、まずは自転車を見せてもらってからお話しましょう
3. 希望が「わからない」
修理よりもメンテ系の依頼の場合、「どこまでします?」でお値段も期間もめちゃめちゃ変わります。
とくに「何年も乗ってないものを、とりあえず乗れるようにしたい」なんて場合のお話。
「どこまでやりますか?」で、数千円から10万円くらいまで広がるような気がします。いやまぁ現状にもよりますし、そもそも「もう乗れません!」って可能性もありますが。
だから現状を見つつ、どこから、どこまで手を入れるか、入れる場合はどういう方法をとるか? 確認して決めていく必要があります。だからカンタンに「いくら」「◯日くらい」なんてお答えできません。
4. 必要なものが「わからない」
修理やメンテによっては、パーツ交換が必要な場合もあります。
交換するパーツの種類が増えればお値段も跳ね上がりますし、取り寄せる必要があるものも出てきます。
たとえば、「変速がしにくい」場合、一番安いパターンだと、調整のみでおしまい。すぐ直りますし、お値段も1000円前後くらいでしょう。
でも、ワイヤ交換の必要があれば、お値段はぐっと高くなります。ほかにも、エンドパーツ、ディレーラー、変速レバー、スプロケット、チェーンなどなど、いろんなパーツを交換しないといけない可能性が。
「一番安いと1000円です」ですけど、実際は数万円? になってしまうかも。
5. お電話口の方のことが「わからない」
いつも来てくださっている方なら、まだお答えできるかもしれませんが、はじめての方だとお返事のハードルが上がります。
とくにわからなくて困るのが「自転車の知識」です。お値段や期間のざっくりお見積って、「現状がどうか?」を正しく教えていただく必要があります。でもそれが「できている」のか、「できていない」のか? の判断もできないですから… ってわけです。
たとえば、自転車の種類をお聞きしたときに「ロードバイクです」ってお返事だったのに、実際に持ってこられたのは通学用のシティサイクルだったなんてこともあります。ですから、なかなか… って部分もあります。
まずは自転車を見てから!
なんだかんだ書きましたが、要するにまずは自転車を見せてください! そのうえで相談しましょう!! というだけなんです。
「最低1000円~」とはお伝えできますが、「結局5万円」になるんだったら、意味なくないですか? ってお話ですし、「最短20分~」だったはずが、「数週間のお預かり」になってもやっぱり意味ないといいますか…
ですから、お電話では簡易的なお見積でも、正確なところはお答えしかねますし、メールやLINEなどでも難しいかも。そこのところ、ご理解よろしくお願いします。