そこはケチるところじゃないですよ! って、大きな声で言いたくなることがあります。
修理をおすすめするときは、大丈夫じゃないときです
以前別のエントリーでも書きましたが…
大丈夫じゃないときは「大丈夫」だなんて言えませんし、絶対に言いません!
「大丈夫じゃない」から、修理をご提案しています。
大丈夫なときはそもそも提案しませんし、「そろそろ修理(交換)した方がいいけど、今じゃなくてもいいか」ってときには、「次に来られたときは、ここも修理(交換)しましょう」とお伝えします。
ですから、「修理してください」って言うときは、すでに「大丈夫じゃない」ときですし、もっといえば「危険」なときです。
たとえばこんなとき…
タイヤが磨り減ってしまって、今にも破れそうになっている
ブレーキシューが減っていて、うまくブレーキがかけられない
チェーンが伸びすぎていて、すぐに外れる可能性が高い
ライトがもう点かないとか、点いても光量が充分でない
ベルが壊れて鳴らせない状態になっている
サドルが破れていて、座るのに支障がある
そんな感じ。
どれも、「大丈夫じゃない」から、修理や交換をご提案していますので、修理していただきたいのです。
「高い」って気持ちもわかりますが…
「高い」って声もあります。
確かに、修理代が1万円以上になったりすることもあります。「自転車全部を1万円くらいで買ったのに?」と思うのもわかります。
でも、そのまま乗ると危ない! ですから、「乗らない」か「修理(交換)する」かの2択になります。
「侍サイクルでは修理しないで、他店で修理する」のは全然いいです。修理さえしてもらえば安全になりますから。
「高いから修理しないで、新しいのを買う」のもいいんじゃないでしょうか? 修理しても新品にはなりませんし、あまりにも高価になったり、あっちもこっちも悪い場合は、新しいのにしたほうが幸せかもしれませんから。
そのまま乗り続けるのはダメダメです!
でも、そのまま乗り続けるなんて選択肢はありません!
「だましだまし乗る」とか、「まぁいいかと思って乗る」とか… そういうのは絶対にやめていただきたいのです。
あなただって危険ですし、あなたが事故ることによって周囲の人にだって危険が及んじゃうかもしれません。
何度も書いていますが、自転車って命を預ける乗り物です。クルマとも歩行者とも一緒に道を走りますし、スピードも出る。凶器にもなりかねないものだってことを意識していただきたいのです。
相手が歩行者の場合だけじゃありません。クルマと自転車の事故になるとしても、整備不良の自転車がトラブルを起こして自分に危害を加えてきたら? そう考えると怖いじゃないですか。
「危険人物」にならないために!
あなた一人が道路を使っているんじゃありません。加害者にならないために、最低限の整備が必要だという話です。
もちろん完璧なんてものはありませんし、どれだけ整備して、丁寧に乗っていたってトラブルはあります。でもそれと、「トラブルの芽があるのに放置する」のとでは全然違うはずです。
小売店としては「勝手に直す」こともできませんし、「乗せない」なんて権利もありません。でも、気持ちを言えば乗せたくないです。
自分や、周囲の人の命に関わるかもしれません。危険があるかもしれません。それでも乗りますか? って考えてください。そこはケチるところじゃありませんし、ケチるなら乗らないでください。そのくらいの問題だと思います。
これからは、もっと強く修理をすすめていきます。もちろん必要があればです。
「それでも修理もせずに乗る」という方は、【 危険人物 】ですから、侍サイクルのお客さまではありません。そのくらい強い気持ちで、危険回避を考えていきます。
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