自転車とノルマのお話。
「自転車本体」以外にもノルマが
自転車店のノルマって、「自転車本体」だけのお話じゃありません。
自転車周辺グッズとかにもノルマがある場合もありますし、別ブランドも一緒に! とかのノルマが発生する場合もあります。
1. グッズにもノルマが
あるメーカーの自転車を扱うために「自転車○台」「自転車○円」に加えて、さらに「グッズ○円」「アパレル○円」以上買えってノルマがある場合。
たとえばAppleのmacを扱いたかったら、充電器とか、キーボードとか、マウスとかそういうものにもノルマがあるって感じでしょうか?
本命のものは売れても、周辺グッズを売るのは大変という場合もあります。自転車メーカの周辺グッズやアパレルがやたら充実しているとか、それをオススメしてくるって場合は、ノルマがあるのかもしれません。
2. 別ブランドにもノルマが
同じメーカに、AとBのブランドがある場合、Aだけ扱いたいって言ってもダメ。Bにもノルマがあります! って場合。
Appleだと、macだけ扱いたいのに、macだけじゃなくてiphoneとか、ipodとかにもノルマが発生するって感じ?
Aはお店に合っているから売りたいけど、Bは顧客層に合わないから扱いたくない… って言っても、それはダメみたいな。となると、店に合わないBもムリに買うはめになってしまいます
3. グッズだけ扱いたいけどノルマが
完成車と、他メーカーの周辺グッズを扱っている代理店さんの場合。代理店さんと取引するために、完成車を「○台以上」とか、買わなきゃいけないケースもあります。
ホントは完成車いらないんだけどなぁ… って思っても、ほかのグッズが買いたかったら完成車を買わなきゃいけないという。
グッズにもノルマがあったり…
ほかにも、グッズにもノルマがあったり、そもそも代理店さんとのお付き合いにノルマがあったりって場合も。
ですから、「ホントはアレも扱いたいんだけどなぁ」ってグッズがあっても、ノルマに阻まれて扱えない場合もあります。
「いいものだけど、そんなに売れないし」って単純な話もありますし、「あのグッズを扱うために、完成車○台、しかも毎年買うなんてありえない!」ってことも。
ちなみにこの場合のグッズは、完成車ブランドのグッズとはまったく関係ないモノのお話です。具体例を出さないで説明しようとするから、わかりにくくてすみません。
ホントはグッズは何でも扱いたい
都会のお店だと、近くにもたくさんお店がありますから、そんなに何でもかんでも「うちの店で!」ってがんばる必要はありません。グッズのノルマも、ある意味「棲み分け」。それなりのメリットがあります。
でも、侍サイクルのような田舎の店だと違います。「別のお店」っていうと、30kmとか50kmとか離れちゃいます。「県外にしかありません」って場合も。そうなると不便です。儲けたいってんじゃなくて、顧客のために、何でも置きたい。だから多少条件が悪くなっても、扱わせてくれないかな? ってモノもあったりします。
彦根って10万都市。他市や他府県から来てくださる方もいらっしゃいますが、やっぱり都会に比べて、絶対的に人が少ない。となると、そんなにたくさんの何かを売るのもむずかしい。グッズのノルマにはいつも悩み、格闘していたりもします。