最近、自転車の事故がめちゃめちゃ多い! ってお話。
ホントに事故が多いんです!
ここのところ、自転車の事故がめちゃめちゃ多いです。この1週間、侍サイクルに持ち込まれた事故車両だけで3台です。3台。
そんなに規模が大きくないお店としては、異常な多さに思えます。
自転車とクルマの事故が1番多い
自転車の事故、ホントに多いです。90%くらいがクルマと自転車によるもの。残りはバイクと自転車、自転車同士。人と自転車の事故は自転車店に持ち込まれるような故障にならないからか、そんな事故が少ないからか知りませんが、ゼロ件です。
あ、この2年間でイノシシにぶつかったって人は2人いらっしゃいました。どちらも自転車は廃車になりましたっけ…
クルマとの事故が多いのは、侍サイクルのある彦根市が「恐ろしいほどのクルマ社会」だからというのが大きな理由じゃないでしょうか? 1家に1台じゃなくて、1人に1台な地域性なのでクルマの数が多い。そして運転がヘタな人でも乗っているし、運転も荒い。だから、事故が多いんじゃないかと思います。
事故の現場を見たわけでも、現場検証したわけでもありませんので、誰が悪いのか、原因がどこにあるのかは知りません。でも運転がヘタ&荒いクルマは多いです。まぁそれはこの地域に限ったことではなかったりするのかもですけど。
ってことで、事故をしないために、そして事故ったときにちょっとでも困らないために。クルマにまったく乗らない侍サイクルが書いていますので、クルマ方面の間違いがあったらすみません。
まずは装備方面から
明るいライトをつける
事故防止には「私はココにいますよ」と知らせることから。明るく光らせることで、ある程度のPRができます。
できるだけ明るいライトをつける。リア(バック)ライトもつける。これは基本。後ろからの追突が、自転車の死亡事故理由ワースト1らしいですよ。
ヘルメットをかぶる
事故ってしまったときに、やっぱりヘルメットは有効。先日も、転んでヘルメットが割れたお客様がいらっしゃいました。
スポーツ自転車で車道を走るなら、やっぱかぶってほしい!
派手じゃない形状のものや、あまりイケイケじゃないものもありますので、頭のカタチだけじゃなく、自転車の楽しみ方にもあったものを選んでくださいね。
バックミラーなどをつける
後ろの状況を知ることも事故防止としては大事。
自転車につけるミラーや、人に装着するタイプのミラーもありますので、そういうグッズを使うと安全度がアップするんじゃないでしょうか。
いざってときのための保険を!
保険に入る
どれだけ予防しても事故ってしまうことはあります。
そんなときにパワーを発揮してくれるのが自転車保険。必ず入って欲しいです。
「通院1日から」支払いがあるものがいいと思いますし、保険屋さんの代理交渉や、いざってときに弁護士さんが出てくれるオプションとかあると、いいんじゃないかな?
クルマに対する考え方を変える
「かもしれない運転」を心がける
基本は、クルマって自転車を認識してないと考えるほうがいいってことです。
見えてないかもしれない
いきなり曲がってくるかもしれない
飛び出してくるかもしれない
そんなふうに思っていると、事故も減るんじゃないか? って。クルマは死角も多いので、自転車が見えてないこともあるみたい。
基本ですけど、大事な部分です。
運転手とアイコンタクトする
クルマの人って、ホントに自転車を見てません。
「絶対見えてるだろ!」って思っても見えてない。
歩道にいる人・自転車、道路の端っこにいる自転車に興味がないからです。その先のクルマばっかり見てる。だから平気で飛び出してきます。
それを阻止するために運転者を見る。目が合えば認識されてるってこと。アイコンタクト大事です!
挙動の前に何か予備動作を入れる
自転車にはだいたいの場合、ウインカーがありません。
だから、クルマには「自転車がこれからどうしたいのか?」がわからない。
なので、どうしたいかを教える予備動作が大事です。
手信号を出したり、ちょっと大げさ目に後ろを確認したり。そういう動きがあれば、周囲にも「何かする」ことが伝わる可能性が高くなります。
自転車は軽視されていると考える
自転車を軽視するクルマも少なくありません。
「幅寄せしてやろう」とか、「嫌がらせしてやろう」ってのはもってのほかですが、そうじゃなくても「こんなはずじゃなかった」があるような。
多いパターンは「こんなにスピード出てると思わなかった」ってモノ。自転車の速度を見誤って、「曲がれる」と判断しちゃったけど、自転車が思ったよりも速くてぶつかる… とかってパターンです。
そう考えているんじゃないか? って想像しておくと安心です。
普段のお付き合いも大事
行きつけの自転車店を作っておく
普段から行きつけの自転車店を作っておくと、事故になったあとの処理がスムーズです。
侍サイクルにも、「はじめてなんですけど」って事故車が持ち込まれます。はじめて見る自転車ですから、元の状態がどうだったか? もわかりませんし、協力できる範囲も限られます。扱ってない車体、グッズもあるので、元に戻すのも大変です。
また、親身になってくれる度合いとかも違うんじゃないかな? とも思います。
事故車の検査・見積もり・修理って大変です。また保険屋さんとのやりとりがあって、(それがまためんどくさいことを言われることも多くて…)雑務も増えます。
また保険会社と被害者さんとのやりとり、100%に近いくらい揉めます。解決までに期間もかかります。最高で1年半とか? なので、間に挟まれる自転車店としては、とにかく大変。さらに「結局やめて、ほかのお店で新車を買います」なんてこともあったりして…
事故対応ってホントに大変。でも困っている人がいるから、対応するんじゃないか? って。それがいつものお客様、自分の店で売った1台ならそれはもうがんばって対応します。が! ってお話。
手を抜くってわけじゃありませんが、気持ちの入り具合が一緒ではないように思います。だから、いつもの自転車店を作っておくとスムーズってことです。
まとめ
事故ってもちろんない方がいい。だから予防してほしい。相手が悪いことも多いでしょうけど、それも「そういうクルマもあるから」ってくらいの余裕を持って。
さらに万が一起こってしまったときのことも考えて、事前準備も忘れずに! よろしくお願いします。