パンクって多いけど、実は少ないっていう、ナゾナゾのようなお話。
自転車屋さんに行くまでに、ちょっと確かめてくださいね。
修理で多いのはやっぱりパンク
自転車の修理で一番多いのは、なんといってもパンクです。
フツウに走っていてパンクするっていうのも、もちろんあります。そのうえ、彦根界隈には不名誉なことに人の自転車をパンクさせて回る事件が定期的に起こっていますので、パンクって本当に多いんです。
でも、実はパンクって意外と少ない。ってーと、なんだかナゾカケみたいですが、ちゃんと意味があります。
「パンクしました」って持ち込まれる自転車のウチ、本当にパンクしているのは50%くらいです(侍サイクルの実感的に)。じゃ、残りの半分は何なの? っていうと、パンクじゃない理由で空気が抜けています。
空気が足りない場合
5~10%くらいは、空気が抜けているだけです
そもそも、「自転車には定期的に空気を入れないとダメ」ってことを知らない方もいるらしいです。
一応説明しますと、自転車にはときどき空気を入れないといけません。これはシティサイクル(ママチャリ)でも、ロードバイクなどのスポーツ自転車でも同じです。ときどき空気を入れましょう。
スポーツ自転車の場合は、高圧まで空気を入れますので、よりコマメな空気圧管理が必要です。シティサイクルから乗り換えた方に多いのですが、「以前は月に1回くらいしか入れてなかったから」と、ごくたまにしか空気を入れない。でもこれじゃ足りないんです。
1週間に1回とか、乗る度にとか、短い間隔で空気を入れていただかないといけません。侍サイクルでは、買われた時に説明するのですが… ってことです。
パンクしたかな? と思ったら、まずは空気を入れてみましょう。その日のウチ、もしくは次の日にぺしゃんとなっていたらほかの原因が考えられますが、それで大丈夫だったら、単なる空気不足です。
虫ゴムもチェックしてみて!
40~45%くらいは、虫ゴムの問題です
シティサイクルなどに使われている、英式バルブには、タイヤの空気を入れるところに空気漏れを防ぐ「虫ゴム」という細いゴムの管ががあります。この虫ゴム、使っているうちにちぎれたり、穴が開いたりするんです。ときどき、なくなっていることもあります。
空気漏れを防ぐためのゴムですから、これが破損すると当然空気が漏れます。「パンク」はチューブに穴があいた状態ですが、そうじゃなくて、バルブから空気が漏れちゃってるんですね。
お店に持って来られたら、虫ゴムもチェックして交換します。でも虫ゴムも破損している、パンクもしているっていう場合もありますので、お店に「パンクしました」って持ってこられた場合は、チューブを取り出して、水槽でチェックもします。そうすると、料金もかかってしまいます。
ですから、ご自分でこの虫ゴムが大丈夫かチェックして、ダメなら交換。数日様子を見て、やっぱり空気が抜けるようなら、パンク修理に行くっていう手順を踏むと、いろいろムダになりません。虫ゴムは100均でも売っていますし、自転車店でもごく安価でわけてもらえます。
チェックと交換の方法は、「虫ゴム」「交換」とかで検索してくださいね、って他力本願。
まとめ!
パンクしたかな? と思ったら、自転車店に行く前にチェックを!
事前に空気と虫ゴムをチェックをすれば、お金も時間もムダになりませんよ