ほとんどの人は、自転車のサドル位置低すぎ! ってお話。
手軽でお得なカスタム! サドル位置
町を走る自転車を見ていて、いろんなことを思います。もっとこうすればいいのにって。で、その中のひとつをご紹介。
今すぐ! お店の力を借りずに! 自分でできる! 調整ですので、手軽でお得。それが「サドル位置の調整」です。
スポーツ自転車のサドル調整には六角レンチが必要ですので、「工具がなくてできない」ってこともあるかもしれませんが、シティサイクル(ママチャリ)やルック(もどき)車の多くは、工具なしで調節できますので、ちょっと動かしてみてください。
目安の高さはこのくらい
スポーツ自転車のサドル位置の目安は……
サドルに腰掛ける
ペダル位置が一番下になるところまで回す
下げたべダルにかかとを乗せる
この状態で、ひざが伸びきるくらいの高さが適正です。
ちょっとやってみてください。足、余ってません? 余っているようならサドル低すぎです。
シティサイクルの場合は、もう少し低めでもいいかもしれません。でもサドルに腰掛けて両足がべったり地面につくなら、それは確実に低すぎ。爪先立ちになるくらいでいいと思います。なので、写真の自転車は低すぎ。もっと上げたほうが快適です。
もちろん、ご年配の方や子供さんは低めがいいでしょうし、「そんなに上げたら怖い」って方は気持ち低めにされてもいい。でも上げ目にしたほうが、気持ちよく乗れますのでちょっと試してみてください。
サドルを上げるとどういいの?
サドルを上げるとどうなるのか?
っていいますと、ようは気持ちよく漕げるようになります。力がうまく使えるようになるっていうんでしょうか?
足が余っていると、スムーズに動かないし、どうしても無理が出ちゃう。だけどサドルをきちっと調整すると、足がうまく回って、力も確実にペダルに伝わる。要は「楽に、快適に、速く走れるようになる」ってことです。
よくサドルを下げすぎている若い人がいますが… なんかもったいないと思っちゃう。「それだと、しんどいでしょう?」って。だから、少しずつでいいので上げてみましょう。
上げていい限界にご注意
ただし! 気を付けていただきたいのは、シートポスト(サドルの下についている棒)には、限界があるってことです。
「ここまでしか上げちゃダメですよ」って決まりがあって、シートポストに線が入っています。それよりもサドルを高くすると、シートポストが固定しきれなくて折れたり、外れたりして危険なのです。だから、その線よりは上に出さないように注意してください。
線までぎりぎり出しても、まだ足が余るようなら… その自転車はあなたのサイズにあっていない可能性があります。シティサイクルにはサイズはありませんので、なかなか難しいですが、スポーツ自転車の場合はサイズが小さすぎる。残念ですが、大きなサイズに買い替えをお勧めします。
まとめ
ま、とにかく!
サドル上げてみませんか?
自分でできる無料の調整で、快適になるとしたらラッキー! くらいの感じで、ちょっと調整してみてください。