自転車のライトといえば、フロント(前)ライトが思い浮びます。通常、シティサイクル(ママチャリ)にはリア(後)ライトはないことも多いですし、必要だとも思ってない方が大多数なんじゃないか? と。
でもリアライトって、超重要ですよ! ってお話。
リアライトは必要です!
まず法律上はリアライトって必要ありません。反射板がついていればいいので、ライトがなくてもNGじゃありません。
スポーツ自転車を買う方でも「リアライトはいらんのちゃう?」という方も多いです。まぁだってタダじゃありませんし、新車を買うときは何かと物入り。ちょっとでも節約したいって気持ちもわかります。
でも! リアライトって超重要。超必要。自転車店としてはぜひ、ぜひに! つけていただきたいものです。
反射板ってホントに安全?
それはなぜか? といいますと、安全のため。
反射板って、誰かが光を当ててくれないと光りません。後ろから来るクルマやバイク、自転車がちゃんと照らして反射させてくれないとわからないってことです。角度とか、光量とかも問題になります。ってなると、反射板があるから安心とは思えないのです。
自転車の死亡事故で一番多いのは、後ろからの追突によるものなんだとか。暗いと自転車って見えなくて、クルマやバイク、ときには速い自転車に追突されたり、ひっかけられたりってことあります。ヒヤッとしたことがある人も多いんじゃないでしょうか?
車道を走る人、街灯少なめの暗い道が多い人、狭い道を走ることが多い人…… そんな方は、絶対にリアライトをつけたほうがいいと思うんです!
リアライトをつけると、後ろに対して光って「私はここにいますよ」と知らせてくれます。安全度がUPして、安心感が高まりますよ。
リアライト選びのポイントは?
リアライトのポイントは、明るさと光の拡散性。何かを照らすのではなく、「私はここにいます」をPRするためのものですから、ある程度明るくて、遠くからも見えるってことが大事です。ですから広範囲を照らすものにしたり、角度を考えたりする必要性もありますよね。
クルマの種類によって、またクルマとバイク、自転車では、見えている位置も違うでしょうから、どちらにもちゃんと見える場所につける。十分な明るさのライトを選ぶなどに気をつけて、リアライトを選んでいただけるといいなぁ。
よく「夜は走らないから大丈夫です」という方がいます。でも、ちょっと遅くなっちゃうこともありますし、天気が悪いと昼間でも真っ暗になることだってあります。トンネル走行って機会もありますよね。
ってなると、夜走らなくても暗いときに走るシチュエーションはあるってことです。
あなたの安全のために! リアライトもぜひ選択肢に加えてくださいね。