不要なようでいて必要な「ベル」のお話。
何回も書いていますが、自転車のベルはめったなことで鳴らしてはいけません。
クルマと同じで「警笛鳴らせ」って表示のある場所で鳴らすのが基本。そのほかは危険を感じた時とかなので、基本、街ナカでは鳴らす機会はほぼナイといっていい感じです。
でも、このベルがないと困るのです! っていうのが今回のお話。
整備不良車にしないために
ベルは道路交通法で決められた「自転車に必要な装備」のなかのひとつ。ですからベルや警笛をつけていない自転車は、道路交通法違反というか、「整備不良車」という扱いになります。
整備不良だとどう困るのか… っていいますと、「何かの理由でお巡りさんに止められたりしたときに、怒られる」というのがひとつ。もうひとつは、「事故ったときに不利になる」ってものです。
事故った際に、「整備不良車に乗っていた」として扱われますので、過失割合がちょっと増えるんだそうです。
たとえば、本来だったら「相手:自分=9:1」だったはずが、「相手:自分=8:2」になっちゃったりするってこと。ベルがないだけで、そんな危険性があるんだったら、つけておいたほうがいいって思いませんか????
ってことで、ベルの装着を熱烈にオススメしています。まぁ自転車店的には、整備不良車をお渡しするわけにも行きませんので、必ずつけていただいています! というのが正しいのですが。
こんなベルならいかが?
でも、(ほぼ)使いもしないベルを装着するのはイヤだ! ってのもわかります。
ですから、こんなベルはいかがでしょうか? ベルとしては小さめでカラフル、でも機能はごくごくフツウな感じ。
なのですが、ポイントはワイヤーを挟むようにして取り付けられるってこと。
ハンドルにベルを付けちゃうと目立つし邪魔だなって方も、ワイヤーに付けるならいかかでしょう? ワイヤーならアチコチに付くので、ちょっと隠し気味に取り付けられるのもポイントです。
あ、もちろん「すぐに鳴らせるところに付ける」ってルールもありますので、すぐに鳴らせるところには付けてくださいね。
ベルは付けたくないけど… なあなた! 小さめでもいい、ちょっと隠し気味でもいいですので、ベルはぜひ付けてくださいね。