あなたの愛車、もっと快適に・もっとカッコよく・もっと「あなたらしく」できるとしたら?
自転車は、買ったままの状態で乗るのが当たり前――と思っていませんか?
でも実は、自転車って パーツひとつ変えるだけで、乗り心地も、使い心地も、気分さえも変わる 乗り物なんです
「カスタムのススメ」では、そんな “カスタムの楽しさ”と“実用性” を店主メカタ目線でご紹介
第4回は、定期的に交換したいバーテープです
ハンドル・ペダル・サドル!
自転車と人間とが接している場所は
「ハンドル」「サドル」「ペダル」の3箇所
だからこの3箇所は快適性を求めてアレコレ好みを探したいところ
過去の「カスタムのススメ」もそのお話でして


前回は「グリップ」のお話でしたが

ドロップハンドルやブルホーンをお使いの方は、グリップじゃなくて「バーテープ」になりますよね、ってことで今回はそんなお話
バーテープにもこだわって!
バーテープの交換時
「黒で」「赤にしようかな?」なんて決めていただきますが
「色の話しか出てこない」のは少し残念
バーテープは常に見えている、触っている部分ですし
愛車のイメージもグッと変えてくれる部分
せっかくなので、いろんなことを考えて決めてください

ポイントは5つ
- 色
- 柄・デザイン
- 手触り・素材
- 分厚さ
- メンテナンス性
1. 色 ― 自転車の“顔”を決める要素
バーテープの色は、愛車の印象を大きく変える部分

フレームに合わせて統一感を出すのも良し
あえて差し色にして「遊び心」を加えるのも良し
たとえば黒やグレーは落ち着いた印象、赤や黄色はスポーティに、パステル系は柔らかい雰囲気を演出できるなどなど、色の効用を考えればさらに楽しくなります
「ちょっと気分を変えたいな」と思ったら、まず色から冒険してみるのがおすすめです
2. 柄・デザイン ― 個性の表現
シンプルな単色が定番ですが
最近はマーブル模様、迷彩柄、グラデーションなど多彩なデザインが登場していますし、こんなドハデなデザインもあります

遠目でも「おっ」と目を引くのが柄ものの良さ
バーテープ自体は派手でも、巻いてみると意外としっくりしますので
着せ替えとか、模様替え感覚で雰囲気をチェンジできます
3. 手触り・素材 ― 乗り心地も変わる
ゴム系、コルク系、レザー系、マイクロファイバー系など
素材によって握り心地は大きく変わります

グリップ力重視、長距離ライドなら手に優しいクッション性重視など
用途に合わせて選ぶのが◎
いつも手に触れる部分だから
「気持ちよく握れるかどうか」はすごく重要です
4. 分厚さ ― クッション性と操作感のバランス
バーテープの「厚さ」もポイント
厚みのあるバーテープは
路面からの振動をやわらげてくれるのでロングライドに最適
逆に、薄手のものは操作感がダイレクト
キビキビと操作や変速をしたい人に向いています
また当然ですが、バーテープが薄い方がハンドルも細くなりますので、手が小さい方は薄めバーテープがいいかもしれません
「長く楽に走りたいか」「ダイレクト感がほしいか?」などなど考えて
厚さも決めましょう
5. メンテナンス性 ― 長持ち度も大事
メンテナンス性というか「長持ち度」もなにげに重要項目
白や明るいカラーは映えますが、汚れが目立ちやすいのが難点
黒や濃色はしまって見えて、汚れも目立ちにくい
「見た目の華やかさ」や「手入れのしやすさ」のバランスも考えて
実際に触ってチェックを
色はともかく、手触りなどは「触ってみないとわからない」もの
触っていただけるように見本も置いていますので
アレコレ「見て」「触って」選んでください

あなたの愛車の「顔」ですから
妥協なく、ステキなものを!
といいつつ、定期的に変えるものですので
たまには冒険もいいかもしれませんよ