折りたたみ自転車の魅力のひとつは、サイズやスタイルの多様さ
すごく大事だからこそよく考えたいのが「ホイールサイズ」です
いや、そんなこといいつつ最終は「乗ってみたらいい感じだった」でいいんですけど
でもやっぱり自転車の走り心地や折りたたみ後のコンパクトさに大きく関わる大事なポイントなので、じっくり考えておきたい部分
折りたたみ自転車のホイールサイズ
8インチなんていう変わり種もありますが

中心は20インチ
- 14インチ
- 16インチ
- 18インチ
といったところでしょうか?
さらに同じインチにも「大径」と「小径」の2種類が存在したりもするので、ちょっと難しいですが…
でも概ねこんな感じのインチ数になります
- 14インチ
- 16インチ
- 18インチ
- 20インチ
一概に「大きいのがいい」「小さいのが最高」とかありませんので
それぞれのメリット・デメリットを考えつつ総合的に選ぶべしです
小さいホイールのメリット・デメリット
小さいサイズのメリット・デメリットは?

✅ 折りたたんだ時にコンパクトになる
✅ 軽量なモデルが多く、持ち運びや収納に便利
✅ 走り出しが軽く、小回りも効く
⚠️ 段差や路面の凹凸の影響を受けやすい
⚠️ 長距離やスピード走行には少し不向き
大きいホイールのメリット・デメリット
逆に大きいサイズは?

✅ 安定感があり、直進性能が高い
✅ 路面の衝撃を受けにくく、快適に走れる
✅ 長距離走行でも疲れにくい
⚠️ 折りたたんだ際にやや大きくなりがち
⚠️ 重量が増えることもあるので、持ち運びは少し不便
20インチにある「2つの規格」
折りたたみ自転車に一番多い「20インチ」
でもこの20インチには「大きい20インチ」と「小さい20インチ」があるのです(いや他のインチにもありますが、今項は20インチだけで)
「ETRTO規格」という国際基準でタイヤ径がわかれていまして
- 20インチ小径(406)
- 20インチ大径(451)
2つの直径は45mmほど違う計算です
詳しく説明するとキリがないので、今回はあえてふわっと解説!
2種が違うもので、こーんな感じの差があることだけ把握お願いします
20インチ小径(406)
👉️タイヤ外径小さめで
👉️折りたたみ自転車の主流はコチラ
👉️タイヤの種類が豊富
👉️コンパクトさと安定感のバランスが良い
20インチ大径(451)
👉️外径がひとまわり大きく、より走行性能が高い
👉️スピードや長距離を意識するならにおすすめ
👉️タイヤの選択肢はかなり少なめ
同じ「20インチ」でも、406と451は互換性がないのでご注意を
ホイールやタイヤ交換の際はETRTOの数字もチェックしてくださいね
ホイールサイズのオススメは?
オススメを紹介するのはむずかしいんですが…
あえてご紹介するなら
日常使いは14・16
日常のちょっとした移動や電車輪行をメインにするなら
14インチ〜16インチの小径モデルが便利
たとえば…
14インチ:DAHON「K3」
16インチ:DAHON「K9-X」、STRiDAなど
サイクリングや遠出は18・20(小)
街乗りだけでなく
休日のサイクリングや少し遠出までカバーしたいなら
18インチや20インチ(406)を
たとえば…
18インチ:birdy、Tyrell「IVE」など
20インチ(406)
:Tern「Verge N8」、Tyrell「FXα」
DAHON「HORIZE Disc」「Defter」など
走りを求める20(大)
さらにロードバイクに近い走りを求めたいなら
20インチ(451)… という感じでしょうか?
たとえば…
20インチ(451)
:DAHON「SpeedFalco」「ViscEVO」
Tern「VergeP10」、WINDCOG「ZIC」など
バランスタイプは18・16(大)
走行性能と携行性のバランスを求めるなら
18インチ(もしくは16インチ大径)が
最良だったりする… かもしれません
たとえば…
18インチ:birdy、Tyrell「IVE」など
16インチ大径:BROMPTON
小回り重視か? 長距離重視か?
ぜひホイールサイズを比べながら
ご自分のスタイルにぴったりの!
折りたたみ自転車を選んでください!
総合的な判断も必要!
上記は「ホイールサイズだけ」を考えた場合ですので
他の要素との兼ね合いなど、総合的な判断が大事!
ホイールサイズは「ひとつの方向性」ですので、参考にする指標のひとつとしてご利用ください
ご試乗の際にも、ホイールサイズを考えつつ乗り比べると、よりよい愛車選びができそうですし、増車の際には異なるホイールサイズを選ぶなんてのもオススメです