ロードバイクのハンドルに巻くテープ「バーテープ」。
使っていると汚れてきたり、破れてしまったり。ある程度で交換が必要です。この替え時っていつでしょうか? そして選び方は?
まずはバーテープってなんぞや?
バーテープというのは、ロードバイクのハンドルに巻いてあるテープのこと。
黒や白を巻いている方が多いですが、カラーも柄も星の数ほどありますし、素材や分厚さも本当にいろいろ。「どんなのがいいかな?」悩み始めるとキリがありません。
自転車に乗る時にはグローブをしている方も多いでしょうから、素手で触ることは少ないかもしれませんが、それでもやっぱり数少ない自転車と人とが接触する部分でもありますし、すごくよく目につく部分でもあります。
ですから妥協なく選んでいただきたいですし、いつでもキレイな状態を維持していただきたいなぁなんてことも思います。素敵な自転車でも、バーテープが汚れていたり、巻が乱れてぐだぐだになっていたら… なんかがっかりしちゃいますから。
バーテープの替え時とは?
さてバーテープ。ある程度の期間で交換していくことになります。では、いつ替えればいいの? というのが疑問になりそう。
でも実は「バーテープの替え時」というのは特にありません。基本は「替えたいときが替え時」。好きなタイミングで替えてください。「そろそろ交換すっか?」とか、「飽きたな」と感じたら、交換する感じでOKです。
というだけでは何ですのでもう少し。
目安としては?
なんとなくではありますが、一応目安としては1年間に1~2回交換する方が多いようです。あまり乗らない時期、たとえば真夏とか、真冬とかに大きめのメンテをして、そのタイミングでバーテープも交換する。そんなケースが多いみたい。
でも、どのくらい乗るか? どんな使い方をしているか? で変わっちゃいますんで、目安とはいってもあまり意味もないような気がします。
複数台を乗り分けているうえ、そんなに乗らない店主メカタは年1程度。毎日通勤に使っている方は、年に3~4回換えてらっしゃるみたいです。
こんな時に交換はいかが?
基本はバーテープが汚れたり、傷んだりしたら交換です。ですから、こんなことを感じたら… なんてことになるでしょうか?
- 「汚れたな」と思った
- 巻が乱れてきた、ゆるんできた
- バーテープが破れてしまった
- 表面の風合いが変わってしまった
- エンドキャップをなくした
白や薄い色のバーテープはどうしても汚れがち。そういうカラーを選んだ人はコマメな交換が必要になります。
またなぜかつい失くしてしまうエンドキャップ。これがないとバーテープがゆるんでしまいますし、ないまま乗っているのは危険です。エンドキャップだけでも売っていますから、そこだけ買ってもいいんですが… バーテープを買うとついてくるので、いっそ換えてしまうのもありです。
雰囲気を変えたいときにも
もちろん愛車の雰囲気を変えたいときは、一番に考えてもいい部分かもしれません。
- 気分を変えたい
- カスタムしたい
- 印象を変えたい
- ちょっと飽きちゃった
ドレスアップの際には積極的にバーテープ巻き直しを!
バーテープはどう選ぶ?
いざバーテープを交換しよう! そう思った時、次に出てくる問題はどんなバーテープを選ぼう? ってもの。ここホントに難しくて、沼ってしまうこともありそう。
各社からビックリするほどいろんなバーテープが出ていますので、どこのお店でも一部しか置いていないはず。取り寄せなんかもできると思いますので、「こういう素材で」「こういう色が…」と、相談してみてください。
バーテープの種類は?
バーテープにはいろんな種類があります。
まずは素材選びから。自転車を買って最初についているのはEVAという合成樹脂素材のものが多いようです。あとはコルク系も多そう。
ほかにも、ポリウレタンやマイクロファイバー、革系の素材、コットン、ラバー、などなど、いろんな素材がありますので、特性や触り心地によって決めてください。
次はカラーや柄ですね。単純に何色がカッコイイか? で決めちゃいましょう。セオリーでいうと、サドルと色を揃えるのがいいっていいますが、あんまり気にしなくてもいいんじゃないかと。こういう部分を個性的にするのもいいですよね。
ツートンカラーや柄物も増えてます。ドットや迷彩柄も人気があります。流行り廃りもありまして、2021年現在はメタリックなものや、オイルスリックカラー・マジョーラと呼ばれるようなカラーが流行っていたり。
分厚さも大事な要素
バーテープの要素として「分厚さ」というのもありまして、近年はどんどん種類が増えてきています。主に分厚い方面はどんどん品数が増えてきているような。
中心となるのは2.5mm前後でしょうか? 2.0mm以下になると「薄め」となり、3.0mmを超えると「厚め」になるというようなイメージ。でも4.0mmとか5.0mmなんていうのも出てきています。厚いものを巻くとハンドル径が太くなりますので握りづらくなりますが、手への衝撃は減っていきます。
これも好みの部分なのですが、手の小さい方には薄いもの、ロングライドをするなど、振動から来る手の疲れを回避したい方は分厚いものがオススメです。
さらに雑に説明するとレーシーに乗る人は薄め、ロングライドが多い人は厚め。グラベルなどの悪路を走ることが多い人はもっと厚めという傾向です。
バーテープを巻くなら
バーテープの巻き直しは大きく分けて2つの方法が。自分で巻くか、お店に頼んで工賃を払って巻いてもらうか。ご依頼があれば、侍サイクルも大喜びで巻かせていただきます!
が、自分で巻くのもそんなに難しくないですから、練習して巻いちゃうのもいいと思います。今はネットに動画なども上がっていますので、見ながら練習してください。
侍サイクルではバーテープの巻き方を教えるというか、みっちり実践していただく講座も実施しています。基本はご希望時に開催していますので、「巻いてみたいんで、ちゃんと教えて!」って方はご相談ください。