暑い時期は、バッテリーや電池にご注意ください! ってお話。
高温に弱いのはDi2だけじゃない
先日、SNS界隈で「Di2(電動コンポ)は高温に弱い」という話がありました。
って認識の方も多かったはず。でも、実はもう少し身近な問題。このアタリが全部関係あるお話です。
- Di2
- 電動アシスト自転車
- GARMINなど
- 充電式グッズ
- 電池で動いているグッズ
スポーツ自転車に乗っている方はもちろんですが、電動アシストタイプの自転車に乗っている身内の方がいらしたら、その方にも伝えてあげてください。
高温に弱いのはバッテリや電池全般
高温に弱いのはバッテリや電池全般です。
暑すぎると問題発生
あまりに温度が上がると、こんな問題が発生します。
- 使用できない
- 充電できない
- 寿命が縮まる
- 壊れやすくなる
- 液漏れの可能性が高まる
- 発熱、破裂の危険性がある
「電池」全般が危険です
バッテリではなく電池も危険です。
メーカのWEBなどにもこんな注意書きがあります。
直射日光の強い所や炎天下の車内などの高温の場所で使用、放置しないでください。
暑いところに置いておくと、電池が漏液、発熱、破裂する可能性があるそう。電池の性能や寿命も低下しちゃうんですって。
シティサイクル(ママチャリ)のライト類、電池で動いていませんか?
炎天下に屋外の自転車置き場に置いていると、思わぬ高温になってしまう可能性もあります。また自転車にカバーをかけている場合も危険かも!?
とくに「車内」は危ないです
JAFのWEBには、「真夏の車内が、どの程度熱くなるか?」を実験したデータが掲載されています。
気温が35度で4時間、炎天下にクルマを置いた場合、車内温度は50度を超えています。
シェードなどを使う対策もあまり意味がないみたい。「50~60度になるのも珍しくない」ってことは覚えておきたいですよね。
リチウムイオンバッテリに注意
Di2や、主な電動アシスト自転車のバッテリーはリチウムイオンバッテリを使っています。
このリチウムイオンバッテリ、適応温度が決まっていますので、とくにご注意ください。
- 放電時:10度~50度
- 充電時:0度~45度
気温だとこんなには上がらないとは思いますが、直射日光だったり、アスファルトの照り返しだったり、車載時の温度だったりを考えると、使用できない危険ゾーンになっちゃいますよね。
充電式のライト類も、リチウムイオンだったりしますので、こちらもご注意ください。
高機能サイクルコンピュータにも使われてます
GARMINやBrytonなどの充電式高機能サイ来るコンピュータにもリチウムイオンバッテリで動いていますので、注意は同じ。
ちなみにこちらも使用温度域が決まっています。
Brytonは?
使用温度域:-10度~50度
GARIMINは?
使用温度域:-20~60度
真夏はどうする?
では、真夏にはどうすればいいのか? っていいますと…
基本は「使わない」「涼しいところで保管」「クルマには載せない」ってことです。
使わない
どうしても必要な場合もありますが、そうじゃない場合は使わない。
自転車で出かける場合でも、取り外して置いていけるなら、自宅に残していくのも考え方です。
涼しいところで保管
炎天下の屋外や、車載状態で置いておくのはやめましょう。
室内に入れる… ことができればいいのですが、そうじゃないなら…
電池やバッテリで動いているパーツが取り外し可能なら外して室内など涼しい場所へ。取り外し不可なら、電池だけでも外しておくと安心です。
電動アシスト車は、バッテリだけでも外して室内で保管してくださいね
クルマには載せない
移動の際の車載はいいとして、車内に放置しないっていうのが大事かと。
ずっとクルマに積んだままって方もいるみたいですが、夏の間は下ろしていただくのがいいかもしれません。
まとめ
バッテリや電池で動いているものは、あまり熱くならないように対策をお願いします。
が! 電気とは関係ない部分でも50度~60度になっていいことなんかありません。
できるだけ熱くならないように、できれば涼しい室内、そうでなくても屋根の下や日陰に置くようにしてください。