自転車店とおトクに付き合う PR

自転車パーツを選ぶとき「高いモノなら、いいモノのはず」はキケンですよ

記事内に商品プロモーションを含む場合があります
写真 2016-06-01 14 49 44

自転車パーツを変えるとき、「高いモノならいいや」はキケンです! ってお話。

あ、写真は「アスパラソフトクリーム」を買ってご満悦の店主メカタ。相変わらず、内容にはまったく関係ありません

パーツ変更も楽し

自転車に乗り続けていて、「パーツを変えたい」ってことが出てきます。

一番多いのはタイヤでしょうか? 乗っているうちに摩耗してくるので、どこかの時点で「交換しましょう」って。

タイヤに限らず、あらゆるパーツが「減って(へたって)きた」「気に入らない」「もっと良くしたい」という理由で交換対象になります。

自転車ってそんなふうに小さなパーツからでもアレコレ変更できます。もちろんそれも楽しみのひとつですし、同時に安全と快適を担保するために絶対必要なことでもあります。

どんなパーツを選ぶ?

交換しようと思ったときに問題になるのは、「どんなパーツを選ぶか?」です。

まず「使用できる・できない」の判断をします。

そのうえで「用途」「希望」「どんな不満を解消するのか」「色やカタチ」「使い心地」「全体のバランス」「お財布の事情」などを総合的に判断して決めていくことになります。

こういう場合に、よく「高いモノのほうがいい」と考えている方がいます。

もちろん高いモノにはそれ相応の理由がありますので、高いモノはいいです。ソレはほぼ間違いなくいい。

でも、その「いい」の方向性があなたにあっていますか? という部分をよく考えて選ばないと、「高モノ買いの銭失い」になりかねませんので、ご注意を。

高い理由はどこに?

自転車グッズで高いモノは、どうして高いのでしょうか? 

コタエはひとつじゃありません。耐久性が高かったり、精度がすばらしかったり、いろんな可能性があります。

でも大きなコタエのひとつとして「プロユースだから」というものがあります。プロ用機材ですから、考えるのは「速く」「軽く」ばかりです。「レースで速く走れること」が唯一の目的ですから、ほかのことは多少犠牲にしたって、「速い」が大事です。「耐久性」「快適性」… ときには「安全性」も無視している場合だってあります。

扱いが繊細だったり、すぐ壊れたり… だって、プロの機材ですから、壊れたらどんどん交換していけばいいんですから、耐久性なんて必要ないんです。

たとえばサドル。1個5万円なんてものもあります。これは総カーボンで、めちゃめちゃ軽いです。でも硬くて座るのも辛かったり、壊れやすかったりします。でも軽いのが一番の正義ですから、これはこれで目的に合致したパーツです。

こういうプロ機材を買っちゃうと、「高かったのにすぐ壊れた」「扱いがむずかしい」となる可能性も。とくにタイヤなんて、「とりあえず、1試合最高の性能を発揮する」ことに特化したりしていますので、じわっと長く乗るには適さない場合が多いです。

だから「なんでもいいから、高いモノ」はキケン。ちゃんと用途や希望とあったものを選んでください。

バランスも大事です

もうひとつ、他の部分との相性やバランスというのもとっても大事です。

入門用の車体に高価ぎるパーツはバランスが悪いですし、逆に高級な車体にあまりお安いパーツを組み合わせるのは、うまくポテンシャルを発揮できない可能性があります。

もちろんハズしテクみたいなのもありますから、絶対はありません。でもハズしてまとめるにはセンスも知識も必要じゃないかな? と。

まとめ!

「高いモノならいいはず」は結構キケン。

その辺りはよく考えて、相談しながら選ぶのがいいんじゃないか? と思います。

ABOUT ME
侍サイクル
彦根の自転車店「侍サイクル」。自転車の楽しみ方はひとつじゃありません。いろんなカタチの「楽しく走る」「愛車と楽しむ」を全面的にバックアップします。 【なんか怖い、話を聞いてくれない、すぐに押し売りされる… そんな従来の自転車店に不満がある方にこそ来ていただきたいです】 しっかりお話をお聞きしたいというのが、侍サイクルの希望です。ゆっくりお話、ご希望、ご要望をお聞きし、あなたに本当に必要なものを選びましょう。新車のご提案だけではなく、古い愛車を蘇らせたり、今の1台を大事に乗ったり。カスタムやメンテナンスを含め、もっともっと自転車が好きになれるように、サポートします。
関連記事
自転車店とおトクに付き合う

お店でアレコレ話を聞かないと損じゃない? 「説明がわかりやすい」「親切丁寧な対応」も自転車店選びのポイント

2016年3月8日
滋賀・彦根 自転車の楽しみと仲間がみつかる 趣味人専門自転車店「 侍サイクル 」
自転車がほしい! と思ったら、自転車店でスタッフから話を聞かないと損ですよ! ってお話。 実車やカタログだけでわかりますか …
店主メカタはいかにして自転車屋になったのか? 自転車店とおトクに付き合う

店主メカタはいかにして自転車屋になったのか?

2015年4月18日
滋賀・彦根 自転車の楽しみと仲間がみつかる 趣味人専門自転車店「 侍サイクル 」
今回はちょっと語りを。 たまに聞いてくださることがあるので、ちょっと書いてみます 店主メカタはいかにして自転車屋になったのか? 店主メカタは、好きが高じて仕事にな …