BROMPTON 2016年モデルのカタログが届きました! 余分も少しありますので、必要な方は「ほしい」って言ってくださいね。
カタログが話題ですが…
さて、カタログの話が話題になっています。
高校生の男の子がクルマ屋さんに「カタログください」って言ったのに貰えなかった… とかってお話です。
自転車店である侍サイクルにも、「カタログください」って方がときどきいらっしゃいます。その場合どうするか??? っていいますと、キホンはお断りします。
どうして渡さないの???
どうしてか? 理由はひとつじゃありません。大事なのは意地悪ってんじゃないってことです!
1. そもそもカタログがない
自転車店には、そんなにたくさんのカタログがありません。送ってくれるのは1冊とか、2冊とかってことも多いです。店頭で見ていただく分しかない場合は、当然ですがお渡しできません。
なかにはカタログが有料のところもありますし、カタログ自体を作らないメーカーもあります。経費もかかりますし、作らないとか、すごく少部数しか作らないところも多いようです。
お金を出せば売ってくれるメーカーもありますが、最近はWEBでも情報が見られますし、店頭で見ていただくことはできますので、わざわざ仕入れることはしていません。そんなコストをかけるなら、ほかにもっと喜んでもらえることを考えます。
メーカーがたくさん送ってきてくれて、何冊もある場合は、もちろんお渡しできますが… あまり多くはないのが現状ですね。
2. 内容的にお渡ししたくない
カタログが出てから内容が変わっちゃうこともあります。主にお値段面… お店で見てくださっているなら「お値段が変わってて…」とかお話もできますが、持って帰ってしまうとフォローもできません。
仕様が変わったり、売り切れちゃって「今期終了」になっているものがたくさんあったり。そんな場合もカタログの意味が無いので、あまりお渡ししません。
3. 何を渡していいかわからない
「MERIDAのカタログがほしい」とか、「RALEIGH CRFのカタログがほしい」とかならわかります。でも「ロードバイクのカタログがほしい」とか、「クロスバイクが欲しいからカタログないの?」と言われても困るといいますか。。。
自転車のカタログはメーカーごとになっているので、「ロードバイク」はいろんなカタログにちょっとずつ載ってます。だからどれをお渡ししていいかわかりませんし、少数のお渡しできるカタログをお渡ししても、解決にならないと思います。
また1冊のカタログにはピンからキリまでの自転車が掲載されています。たとえば15万円くらいのロードバイクがほしいとすると、1冊のカタログに載っているのは、1車種ないし2、3車種。あまり参考になりません。
いろんなメーカーの同価格帯の自転車が載っているカタログがあればいいんですが。。。 そういうものはありません。いや、あるんですけど、それは本屋さんで買う『ロードバイクカタログ』とか『クロスバイクカタログ』とかってものです。ですから、「本屋さんで買ってね」ってお話になってしまいます。
全メーカー、全車種載ってるわけでもないですし、書かれている過程を考えると(以前、某社のこういうのをライターとして書いたことがあるんで)、どこまで信用していいのか、内容的にはわかりませんが、まぁこういうのもありますよってお話。
4. カタログって意味がないんじゃ?
カタログって、自転車にあんまり詳しくない方に優しい作りじゃありません。奥方なんかいまだに何が書いてあるのか? どう見ればいいのか? 戸惑うこともあるほどです。
説明しながらだといいんですが、カタログだけ見てわかるかな? っていう。だからあんまり意味がないって思っちゃうんですよね。
WEBサイトのカタログのほうがわかりやすくて、詳しくて、画像がたくさん見られたり、ときには動画もあったりしますので、どっちかっていうとWEBで見るのがオススメ。それでも初心者さんにはわからないかもしれませんが…
一緒に選びましょうよ!
もうひとつ、すごく大きな理由は、カタログを渡すだけって関係は悲しいからかもしれません。
「とりあえずカタログください」とか、「カタログだけほしい」っていう対応は、できるかぎりお断りしたいのです。
いろんなお話をお聞きして、提案して、悩んで、話し合って、質問してもらって… ってカタチで新車選びをしていただきたい。そう考えています。「お客様が選ぶ」っていうよりも、「一緒に選びましょう」ってことです。
ですから、「とりあえずカタログください」に積極的に対応はしません。
一緒にいろいろ考えた結果、「AとB、どっちにしよう?」「Cがいいけど、ホントに買っていいの?」と悩む場合もあります。そんなときは、「一度帰って考えましょう」とお話します。こういうときこそ、カタログを持って帰ってほしいと思います。たくさんあれば当然お渡ししますし、ない場合はページをコピーしたりもします。
ほかのお店がどうかはわかりませんが、侍サイクルはこういうスタンスです。
まとめ
カタログはあんまり貰えないので、キホンはお渡ししていません。
店頭で見る、WEBサイトで見る、本屋でムックを買うなどで対応お願いします。
店頭にならカタログはたくさんありますし、自転車についてお話したいことも、提案したいこともたくさんあります。一緒に相談しながら選びましょう。
カタログだけ要求するってのは、「あなたの接客は必要としてません」ってことだと感じます。侍サイクルは、いろいろお話したいお店なので、そういう対応は悲しくなっちゃったりします。