今年も引き続き、言いたいことは言い、書きたいことは書くという方針でブログを続けます。
ってことで、今年も引き続きこの主張。同じ話ばかりですみません。
自転車店がなくても、まったく困らないくらい整備とかデキる人じゃないなら
自転車を通販では買うな!
信頼の置けない店でも買うな!
ってお話です。
最近、不具合が多い気がします
昨年、侍サイクルで何台くらいの自転車を売ったでしょうか? 少なくもないですが、そんなに多くもない。「1日数台」とか、「年間数百台」って規模じゃありません。
そのなかで、初期不具合がたくさんありました。自転車も工業製品ですからそれは仕方ありません。しっかりチェックしてダメな車体は返品し、ダメなパーツは取り替えればいいこと。お客さまに渡すときに100%、いや120%になっていればいいのですから。
自転車が店に届いたときは、70%くらい組まれた状態です。それをただ箱から出して100%にするだけじゃ意味がないと侍サイクルは思っていますし、そう考えている自転車店も多いはずです。ですが同じくらい、100%でも十分だと考えているお店もあると思います。それは個々のお店の考え方ですからね。
120%以上にしたい侍サイクルでは、70%の状態からそのまま組み立てることはしません。一度ほぼバラして、グリスアップしたり、ワイヤの調整をしたりしてからお渡ししています。ですから、少しお時間もいただきます。その過程で、不具合が見つかります。いやいや見つけます。そのままではお渡しできませんから、きちんと対応する… ってことです。
こんな不具合がありました
さて、昨年あった不具合はこんな感じでした。
車体がダメでまるごと返品になった自転車は2台
パーツの一部がダメだったり一部交換になった自転車は少なくとも5台
メーカーからの依頼でパーツ交換をしたものは2台
ワイヤがおかしいとか、返品・交換するまでもない不具合はもっと
パッと見てわかるものも少しはありましたが、ほとんどはよくよく見ないとわからないものばかり。120%にしたいと考えているからこそチェックした場所から不具合がみつかったこともありました。でも本当に不具合は微妙なもの。正直「バレへんやろ」と思う人がいてもビックリしないような軽微なものがほとんどです。
ですが自転車は命を預ける乗り物でもありますし、お客さまにとっては大切な愛車。「バレへんから」とそのままお渡しはしません。すべて返品・交換するか、店頭でパーツ交換・修理などしっかり対応しています。
ちゃんとしたメーカーの、胸を張って売りたいと思う自転車でもこれだけの不具合があるんです。それをしっかりチェックして、交換・修正してお渡しするのが、自転車店の仕事だとも思っています。
信頼できるお店で買ってください!
こういうことをしてくれるお店で買ってほしい! というのが、何度も繰り返している主張です。
通販の中には箱で届く自転車もあります。70%の状態で届いちゃうんです。それを100%、120%にするのは買った人の仕事です。箱を開けたら不具合もあるかもしれません。パッと見てわかるものならいいですが… ってことです。
組んで送ってくる通販ショップでも、実店舗でも同じですが、あなたが買おうとしているのは、しっかり自転車をチェックして不具合がないか目を光らせているお店でしょうか? 「ちょっとアカンとこあるけど、まぁええか」と思わない店ですか? 不具合のある状態で、あなたのところに届かないように、水際で阻止してくれますか?
「もちろんです」って自信満々にうなずける店でしか、自転車って買っちゃダメだと思っています。
小さな不具合も見逃さずにきちんと対応してくれる店、120%にしてくれる店を探して買ってください!
初期不具合が多いので、本当にそうしてほしい。自転車店からの切なる願いです。