自転車を好きな人、自転車を触るのが好きな人に、愛車をまかせたいって思いませんか? ってお話。
自転車が好き! な人がいい
先日、「自転車を好きじゃない自転車店の人がいる」という話を聞きました。どうして好きじゃないのかは知りません。大きな会社で意図せず自転車部門に回されたとか? 他に夢があるのに、どうしても店を継がなきゃいけないとか? まぁコタエなんかわからないので、どうでもいいんですけど。
でも、自転車が好きじゃない人に愛車をまかせるなんて、イヤだなって。
これはもう自転車店としての発言じゃなくて、イチ自転車好きの発言。反射的かつ、感覚的に「イヤだ!」って感じてしまいます。
侍サイクルは… というか、店主メカタは本当に自転車好き。つか、自転車バカ。自転車が好きすぎて、この仕事をしています。「自転車を触る喜びが現金化できるなら、今頃大金持ちやねんけどなぁ」が口グセです。自転車店の人って、こんな自転車バカも珍しくないはず。
業界やその界隈がややこしかったり、いろいろモヤモヤすることがあったりもします。それで「好き度」が減っちゃう自転車店の人もいるかもしれません。でも根底にはあるはずですし、あってほしい! 「自転車愛」が。
怖いのはこの話を聞かせてくれたのが、お客さまだってことです。お客さまに言ったそうですよ。「自転車好きじゃない」って。どうしてそういうこと言うんだろう? ここが一番ナゾだったりします。
それ以前に、自転車店なんてそんなにいい業界じゃないし、めちゃめちゃ儲かったりしないんだから(多分)、好きじゃなくっちゃやってらんないはず。だから「やめちゃえばいいのに」なんて、感じたりもします。
好きな人と、そうじゃない人がいるなら?
何が言いたいかといいますと、自転車大好きな自転車店と、自転車が好きじゃない自転車店。両方あるとしたら? って話。
自分なら自転車が好きな人にお願いしたいですし、そう感じる人が多いんじゃないでしょうか?
自転車をただの商品とか、工業製品として見るんじゃなくて、ちゃんと「誰かのかけがえのない愛車」として扱ってくれる店や人。きっとそういう人のほうが、愛車にとって最適な提案や作業をしてくれるはず。願望もちょっと入ってますが、好きなこと、好きなモノ相手の仕事なんですから、知識も技術も磨かれると思われます。
いつもの決まり文句ですが、侍サイクルがどうとかは別として、自転車を愛してる人や店にまかせましょうよ!
きっとそのほうが、お互い幸せになれるんじゃないか? って。
どんな仕事だって同じ!
自転車以外の仕事だって同じじゃないでしょうか。商品やサービス、そしてお客さまを愛しているところと、そうじゃないところ。もし2種類あるとするなら、やっぱり愛があるところがいいなぁ。
自転車好きな人や店は、それこそ星の数ほどあると思います。自分たちが今まで接したり、見たりしたお店や業界の方も、大半は「自転車が好きでしゃーない」人たち。だから出会うのはそんなに難しくない。
自転車に乗ってるあなたが、自転車を愛しているなら、わざわざ自転車キライさんと自転車を通じてコミュニケーションしなくていいじゃないですか! っていう。
愛のある人やお店と関係を築いてほしい、そう思います。楽しい自転車ライフのためにも、それなりに家や職場の近くで、自転車を愛しているお店や人に出会ってくださいね。