自転車店って怖い???
よく「自転車店って怖い」とか、「自転車のこと知らないと怒られそう」なんて話を見かけます。
でもほとんどのお店はそうじゃないってお話。初心者さん、はじめての方にも親切で優しいお店が多いです。だって、嬉しい事じゃないですか。わざわざ選んできてくださるなんてて。
「すべてのお店は…」じゃないのが残念ですが。でも大多数のお店は、あなたのことウェルカムです。
ただ、もしもあなたが実際にお店に行って「怖い」とか「怒られそう」と感じたなら…
それはもしかしたらお店選びが間違っているのかもしれませんよ。
自転車店にも個性がある
「スポーツ自転車を中心に扱うお店」とひとくくりにしますが、お店の目指すものやメインターゲットは結構違ったりします。競技志向かどうかとか、おしゃれなお店かどうかとか。女性向け、年配の方向けなんてのもあるはず。なんとなく店構えや品揃え、扱っている自転車のブランドや種類でターゲットはわかったりもしますが、詳しくないとむずかしいかもしれません。
たとえば、侍サイクルは、「初心者さんに丁寧な店」とか、「楽しい自転車ライフを提供する店」を目指しています。「趣味人専門」とか「オタクな人が楽しい店」とかも謳っています。要するに、文化系の自転車店。だから「速く走りたい」とか、「レースでガンガン結果を出したい」って方には物足りないはずです。
逆に、ガチガチの競技志向で、スタッフも競技経験者や現役の選手がズラリ。サイクリングじゃなくて練習会を行っていたり、どんどん自転車レースに出るように勧めたり… っていう、体育会なお店もあります。
「自転車店」って言ったって、いろんなお店があります。どこでも何でも売らなきゃいけない、修理しなきゃいけないわけじゃない。それぞれのカラーを出して、競技志向の強い店とか、初心者さんにやさしい店とか打ち出して行けばいいんです。要は適材適所っていうか、需要と供給っていうか、ですよね?
初心者さんは文化系な店がいいかも
初心者さんが選ぶなら… もしかしたらですが、体育会なお店はちょっと怖い雰囲気があるかもしれません。
そのお店が求めているのは、「速く走りたい人」「ガンガン乗りまくる人」ですから、「ちょっと楽しく乗れればいい」を許してくれなかったり、高い自転車や部品を勧めたりってこともあるかもしれませんから。
その店に来る人の目的は、「速く走る」こと。その人達へのアプローチとして、高額だけど高性能な機材を勧めるのは間違ってません。速く走りたい方には、嬉しい提案。でもそうじゃない人にとっては… って。
これが「店選びを間違っているかも」ってことなんです。
ヒントを読み解いて見つけよう!
どこの店でも「初心者さん歓迎」とはいいます。
だから、店選びはむずかしく感じちゃうかもしれませんね。
でも最近はいろんなツールがあります。実店舗の雰囲気とか、品揃えはもちろんですが、WEBサイトとか、ソーシャルメディアでの発言をチェックするとかすると、いろいろわかってきます。あとはお店でやっているイベントの内容とかもいいかも。
そもそも発信が少ない店はやめればいいし、発信の内容で「好き」「キライ」「怖い」「怖くない」が見えてくる。そこからヒントを得て店選びをすれば、「怖い」「怒られそう」な店は避けられるんじゃないかな? って、思います。
面倒くさくて申し訳ないですが…
基本は、行こうとしている店がどんな店か、事前に調査すること!
店員の顔を見て「好きになれそうかどうか?」とか、書いている内容に賛同できる?? とか。店の雰囲気やイベントの様子などの写真があれば、それも見ておくともっとわかりやすいです。
独断と偏見が入っちゃってますが、「全員競技経験者です」とか、「現役の選手が常駐」とかって、選手経験・競技歴を推しているお店は体育会な店である可能性が高い。そういうのが苦手なかたは、そうじゃないお店を選ぶほうがいいかもしれません。
そうやって情報収集すれば、怖くないお店にたどり着けるんじゃないかな? なんて。
でも、大多数のお店はだれにでも優しい。それはもう声を大にして言っておきます。
ただ… どうしても、忙しすぎて愛想が悪いなんて瞬間はありえます。バタバタしててゆっくりお話できないとか、めっちゃおまたせしちゃうとか…
また自転車店はどうしても常連さんが多くなります。大事な愛車を任せる自転車店とお客さまの関係は密になりがちですし、長期的な関係にもなりやすい。だから常連さんが多くて疎外感がある… っていうのは、ちょっと大目に見てほしいかもしれませんが。