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欧米製の自転車なんかほとんどない! 製造地をごまかすメーカーって危険じゃない?

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自転車の多くはアジア製です

今、日本で流通している自転車のほとんどは台湾か中国製です。最近はシンガポールとかマレーシアなんてのもあるようです。かなり高級な… そう、100万円を超える高級自転車でも、そうだったりします。

だからなんだ? という話。で、写真はいつものことですが、まったく関係ありません。『ボーグマン』のDVDを買ってご満悦の店主メカタです。

アジアは製造環境が整っている

台湾製や中国製がダメって言ってるわけではありません。自転車に関しては世界一の製造技術を持っているのは台湾だといわれていますし、おもしろい商品や高性能の自転車は台湾の自転車ショーで発表されるようになっています。

もうずっと大規模には自転車を作っていない日本や欧米に比べたら、アジアの他の国々のほうがはるかに設備も整っていて、製造に向いた環境になっており、技術も備わっているってことです。

ですから、それらの国で作られた自転車の性能が悪いなら、それはメーカーの生産管理がダメダメだったり、コストカットにばかり注力しているからじゃないでしょうか? ここはまぁ想像ですけど。

欧米製の自転車はごく少数です

しかし、スポーツ自転車のメーカーは今もヨーロッパやアメリカが優勢です。GIANTやMERIDAのように台湾のビッグメーカーもありますが、DE ROSA、PINARELLO、COLNAGOはイタリアだったり、TREK、Cannondale、SPECIALIZEDはアメリカだったり、FELTはドイツ、GIOSはイタリア… なんてふうに、欧米のブランドは多いです。

でも、正直な話、日本や欧米で作っている自転車はほとんどありません。庶民的なお店の店頭に並んでいる自転車は、ほぼ100%アジア製と思って間違いないはずです。デザインや生産の指示は欧米の会社… という感じですかね。

庶民的なラインの商品は中国、ミドルクラスは台湾、トップクラスは自国というパターンもありますし、すべて中国とか、すべて台湾とかってのもあるはず。ですからブランドの中でも、すっごくお高いのは欧米製だったりする場合もあるってことです。

ちなみに侍サイクルの店頭にある自転車で、アジア以外で作っているのはBROMPTONだけじゃないでしょうか? BROMPTONは台湾で作っていた時代もありますが、今はすべてイギリスで作っているはずですから。

もちろん、小規模なメーカーにはそうではないところもありますし、ビルダー系の自転車は違います。しかし基本的に多く流通しているメーカーの自転車は、ほとんどアジア製です! と言い切っちゃいます。

誠意のないメーカーが気になる!

で、まぁ何が言いたいのかといいますと、メーカーの中には「すべて(もしくはほぼ)自国で作ってます」と表明していたり、アジア製だってことを隠したり、わかりにくくしたりしているところがあるってことです。

全部が全部ウソだとは言いませんが、大半はウソだと思っています。ウソじゃなくて、誤魔化しや隠蔽かもしれません。

多くのメーカーは、「アジアで作ってます」と表明しています。「デザインがイタリアです」と書いていたり、普通に「台湾製」と書いてあったり。アジアで作ってんだから、それが正しいじゃないですか。でもそれを隠したりするメーカーもあるんですよ。

どこで作ってるからいい、どこで作ってるから悪いっていうんじゃないくて、誠意がないなと思うのです。正しく「どこで作ってます」って伝えればいいですし、そうじゃないなら、そんなところで作っちゃダメじゃないですか? ってこと。

こういう誠意のない対応をするメーカーは、製造地以外の面でも誠意のない対応をするのではないか? そんなふうにも思えてしまいます。

まとめ!

まとめとしては…

どの国で作るのがどうというのはありませんが、意図的に製造地を隠そうとする誠意のないメーカーがあります

どういう意図かはわかりませんが、誠意のない対応をするメーカーは、ほかの面でもユーザを騙したり、誤魔化したりするんじゃない? そう思えます。ブランドのイメージで「好き嫌い」を考えるのは、それはそれでいいのですが、誠意のある対応をしているかどうか? そのあたりもきちんと見なきゃいけないんだろうな。

そして、どこの国で作られたか? ではなくて、どういうモノづくりか? ってことを見ていこう!

そんなふうに感じるのです。

ABOUT ME
侍サイクル
彦根の自転車店「侍サイクル」。自転車の楽しみ方はひとつじゃありません。いろんなカタチの「楽しく走る」「愛車と楽しむ」を全面的にバックアップします。 【なんか怖い、話を聞いてくれない、すぐに押し売りされる… そんな従来の自転車店に不満がある方にこそ来ていただきたいです】 しっかりお話をお聞きしたいというのが、侍サイクルの希望です。ゆっくりお話、ご希望、ご要望をお聞きし、あなたに本当に必要なものを選びましょう。新車のご提案だけではなく、古い愛車を蘇らせたり、今の1台を大事に乗ったり。カスタムやメンテナンスを含め、もっともっと自転車が好きになれるように、サポートします。