自転車店は人で選べ!
自転車店を選ぶとき、何を基準に判断しますか?
自転車店って人が資本ですから、「店」ってよりも、「人」なんじゃないか? って思います。店の考え方ももちろんありますが、基本は人。同じお店だって、スタッフがごろっと入れ替わったら、それはもう別の店かもしれません。
だから、お店がどうこうじゃなくて、主に技術を担当してくれる人、接客をしてくれる人が、どうか? で選ぶといいんじゃない? そう思います。仲良くなれそうな人、愛車を任せたい人、ちゃんとコミュニケーションできそうな人。そんな人、そんな人のいる店を選ぶと後悔が少ない! …はず。
自分の首を自分で絞めるかもしれないけど、「こんなスタッフは要注意!」な特徴5つをご紹介。自戒もこめて。
1.話を聞いてくれない
よく「傾聴」とかいいますが、やっぱり話を聞くのは一番の基本。まずはコミュニケーションをとらないと関係性だってできません。そのうえで希望を聞いたり、情報を収集したり。だから、とにかく聞かなきゃ。
だけど、ろくに話を聞いてくれないってこと、ありませんか?
全然聞いてくれてない!
さっきも言った!
なんてことが続くような人は、当たり前ですがダメです。
何も聞かずに「これがいいです」ってススメてくるとか、何がほしいって言っても、特定のブランドを推すとか。「こういうのはイヤ」「この条件はマストで」って言ってるのに、合わないものばかり出してくるとか。
流れ作業みたいに対応しているだけで聞く気がない。店の売りたいものを売っているだけ。こんな人はハズレですし、そんなひとばっかりなら、そのお店ごとNGでいいんじゃないでしょうか?
2.質問しても、ズレた返答ばっかり
理解が足りないのか、ワザとなのか、質問からズレた答えばかり返ってくることってありませんか? 質問の仕方が悪いのかもしれませんが、それでも理解する努力をしつつ、返答してほしい! のです。当然ですが。
「誠意ないな」って返答、質問の本質を理解しないで、上っ面にだけ答えるって場合もあります。
そんな人とは信頼関係が築けませんし、コミュニケーションだってとれません。そんな人や店に大事な愛車をまかせるのは、イヤじゃありません?
質問と返答ってよりも、会話のキャッチボール? それができない相手には、愛車をまかせちゃダメです!
3.商品知識・技術が足りない
最近はお客様のほうが詳しい! ってことも多いですが、信頼に足る程度には知識も技術も持っててくれないことには、はじまりません。
いろんなこと全然知らないとか、あまりにも頼りないとか、工具類が全然揃ってないとか… 「ん?」と感じた時はやっぱり要注意! あんまり試すようなことをするのもよくないですが、「ん?」という直感は大事にしてもいいのかも。そのためにも事前にいろいろ話をしたり、質問したりして、相手を知ることも必要かもしれませんね。
4.お金の話がテキトウ、予算を考えてくれない
予算を伝えているのに無視するとか、いくらくらいになるか教えてくれないのも困りもの。予算やお金の話は事前に聞きたいですよね。
もちろん事情があっての予算オーバーはありえます。「条件を満たそうとすると、どうしても予算におさまらないから」とか、「予算オーバーはわかってるけど、これがホントにピッタリだと思うから」とか、そんな理由を示しつつの提案はアリなんじゃないか? って。もちろん選ぶのはお客さまなんですから、予算と条件、どっちが大事かで判断すればいいのですから。
ちゃんとしたお店なら予算やお金の話はしっかりが原則。
たとえば費用は事前にご説明。高額になりそうなときは、書面で見積もりを出す。内訳の説明や、料金表も。さらにお伝えした概算をオーバーしそうな場合は実施前にご連絡してOKをいただくは基本じゃないですかね? っていう。
概算をオーバーっていうのが発生する自体ダメ! って思われるかもしれませんが、よくあるのが「パンク修理だと思ってたけど、チューブがボロボロなので交換しなきゃ」とかですかね。その場合でも勝手にはやらない。費用も変わるのでまずご相談です。
5.説明がない、足りない、わかりにくい
実は一番気になるのはコレ。
基本は「どうしてそうなのか?」を初心者さんにもわかるように説明しなきゃってお話。
どうして、この商品がオススメなのか?
なぜ、これが必要なのか?
コレとコレはどう違って、どっちがいいの??
そんなときに根拠や理由をちゃんと説明してくれない人、店はよくないです。「これがエエから、エエんや」的な態度じゃわからないですし、特殊な用語が多くて伝わらないのもやっぱりよくない。
説明するのってむずかしいです。言葉を選んだり、わかりやすく話したりする能力も必要ですし、ちゃんと理解していないと説明できないって面もある。
だから「上手に説明できない」ってことは、どういうことか? っていいますと…
話をする能力が低いのかもしれませんし、「そんなの面倒」と思っているのかもしれません。もしかしたら「素人に説明なんざ、やってらんねぇ」的なのもあったりして。
そして一番ありがちなのは、「ちゃんと理解していない」ってこと。自分もわかってないから、もちろん説明なんかできないってことです。セオリーとか、マニュアル通りに何も考えずに口を動かしているのかもしれません。こんな人や店は、やっぱりダメダメじゃないでしょうか?
まとめ
まとめは、「自転車店は人で選べ!」です。
好きになれそう、話が合いそう、信用できそう… そんな人がいる店がいい。
「人が嫌」って思ったら、いくら条件がよくってもやめたほうがいいんじゃない? って思うほど。好きになれそうなスタッフのお店を選んでくださいね。