12月になりました
寒い時期、「自転車には乗らない」という方も増えてくるのではないでしょうか?
彦根は雪も降りますが、冬場はとにかくずっと雨。そうでなくても厚い雲に覆われて、晴れ間が出る日は本当にマレです。自転車乗りさんにとって、そしてもちろん自転車店にとっても、厳しい季節。
こんな季節が数ヶ月続いたりするんですよね…
なので、湖北や湖東の方は「冬場は自転車に乗らない」って人も多いです。そろそろ自転車も冬ごもりの季節ってことですかね?
クマが冬ごもりするのに準備が必要なように、自転車の冬ごもりにも準備が必要! 今回は冬ごもり準備についてご紹介します。
タイヤの劣化に気をつけて
まずはタイヤ。タイヤに空気が入っていない状態で放置すると、タイヤが傷みます。紫外線も大敵です。
乗ってないのに傷んじゃうなんて残念ですよね。ですから、タイヤを守ってあげましょう。
ひとつは「日に当てない」こと。紫外線カットは大事です。できれば室内の日の当たらない場所がベストなのですが…… なかなかむずかしいですので、そこはおまかせします。「紫外線を避ける」という原則だけ念頭に。
もしパンクしている場合は、今すぐ修理を。「春になったら直す」って人も多いのですが、「パンクしている=空気が入っていない」ですよね? 放置しているとタイヤが傷んじゃいます。今乗らなくても先にパンク修理しておきましょう。
自転車は乗らなくてもじわっと空気が抜けていきます。数ヶ月乗らない場合は、途中でタイヤをチェックして、減っているようなら空気を足すのもポイントです。
タイヤが地面に触れないように保管できればそれが一番。タイヤにかかる自重が減りますから。ラックなどを使っている人はおおいに活用してください。
サビ対策は万全に
サビ対策も大事です。
どうしても使っていないと錆びちゃうことがあります。ある程度は仕方ないですが、できるだけ予防したいですよね?
まずは雨風に当たらない場所を確保しましょう。どうしても屋外に停める場合は、カバーなどをかけて少しでも雨風を避けてください。カバーをかけっぱなしにしていると、内側に湿気が溜まってしまうことがありますので、時々空気を入れ替えましょう。
室内に保管していても、寒い場所だと結露で濡れてしまうこともあります。車庫や玄関などの寒い場所に置く場合は、結露に注意して、濡れているようなら拭くようにしてくださいね。
錆びを予防するには、錆止めも大事。自転車用の錆止め剤を使う方向性ももありますが、油を差しておくのも重要なポイント。「乗る前に注油しよう」じゃなくて、「保管する前に注油しよう」と思っていただけると、愛車の劣化が防げます。
注油に使うケミカルは自転車店で! あんまり悪い油を使うとかえって… なことも多いです。面倒な方は、自転車店に持ち込んで全部おまかせしちゃってください。
メンテやクリーニングをしっかり
冬ごもり前、乗らない間にメンテに精を出すのもひとつの方法。
あったかくなって「いざ乗ろう!」となったときに困らないように、寒い間にメンテやオーバーホールを済ませておいてください。この時期なら、多少時間がかかっても特に問題ありませんが、あったかくなってからメンテに時間がかかっちゃうのは残念。
「冬はお手入れ期間」と割り切って、じっくりメンテやクリーニングに励んでください。
面倒な人は「お店におまかせ」で全部やってもらうのもいいんじゃないでしょうか? しっかりメンテして、愛車をピカピカにして、もちろん注油もしっかりしてもらって… なんならワックスとかもかけちゃいますか? そこまで完璧に仕上げて、あとはのんびり春を待つ… そんなのもアリだと思います。
まとめ
ともかく!
冬ごもり前に
● タイヤの劣化
● サビ対策
● メンテやクリーニング
この3点、よろしくお願いします