この時期、サイクリングに行く人が増えますよね?
とっても楽しいサイクリングですが、トラブルも起こりがち。
サイクリングは帰りが大変です
なかでも気にしておきたいのは…
サイクリングは行きより、帰りのほうが大変
ってことです。
絶対じゃないですよ。
行きは向かい風、帰りは追い風だったら帰りのほうがラクでしょうし、同じ山を超える場合でも、ラクな方面と苦しい方面もありますから。
また同じ道を往復する場合、一度通った道のほうが安心して走れる(≒速い)ってこともあるかもしれません。
が、帰りのほうが大変なことも多い!
だから、サイクリングに行くときは「帰り」を考えて予定を立ててください。
サイクリングのスケジュールよくある失敗は?
よくある失敗としてはこんな感じ…
力の限り走ってしまう
帰りは輪行(クルマや電車に自転車を乗せて移動すること)するならいいのですが、自転車で帰るなら復路の体力も残しておかないと帰れません。
「帰りもある」ってことを意識して、往路を走るようにしてください。
行きと帰りを同時間で見積もる
往路が3時間だったから、帰りも3時間でOK! なワケない。
帰りは行きよりも疲れていますし、トラブルだってあるかもしれません。
行きよりも時間がかかることを想定してスケジューリングしましょう。
スケジュールの急な変更
たとえば、急に仕事が入ったり、ご家族の都合で呼び戻されたり…
予定していたスケジュールを急に変更する必要性も出てきます。
そんな時にどうするか? 対策をしておくのも大事です。
スケジュールはこんな理由で乱れます
想定していたスケジュールが乱れる原因はこんな感じ
- トラブル
- 疲れ
- 休憩時間
1.トラブル
パンクしたり、道を間違えたり。
機械トラブルもありますし、体調不良やケガなどもありますし…
ロングライドになればなるほど、慣れないサイクリングなほど、正直何が起こるかわかりません。
2.疲れ
疲れだけじゃなく、空腹や睡魔も! じわっと来るんじゃなくて、一気にドッと来ることも少なくありません。
快調に走っているから「大丈夫」なんて思っていても、一気に疲れでヘロヘロになってしまうことも。
3.休憩時間
思った以上に休憩しちゃうこともあります。
とくにライドの人数が増えれば増えるほど、休憩時間も休憩の回数もどんどん増えると想定してください。
なんて話もよく聞きます。
無事に帰るためにはどうする?
お家まで無事に帰るためにどうするか?
- 余裕を持ったスケジュールをたてる
- 困った時の回避方法を考える
こんな感じじゃないでしょうか?
余裕を持ったスケジュールをたてる
何かあったときでも間に合うようなスケジュールを!
はじめての場所や慣れない自転車、初心者さんと一緒にときなどは、とくに余裕を持ってください。
出発後でも無理だなと感じたら、目的地を途中で変更したり、無理せず帰ったりするのも大事。
行っちゃったら帰らなければいけません。だから早めの決断を! 体力や時間に余裕のあるうちに勇気ある撤退をすることも念頭に置いてくださいね。
予定は予定! フレキシブルに変更を
困った時の回避方法を考える
トラブルから早く復帰するための便利グッズや、自走不可能になった場合にも帰れる手段を考えましょう。
たとえば…
パンクに「クイックショット」
パンク修理の道具や技能がなくても、すばやくパンクを保守できる「クイックショット」。
一瞬でチューブの穴を塞いでくれます。ただし、穴のサイズなどによっては使えないことも…
お守り的に「輪行袋」を
使うか? 使わないか? は別として、いつでも輪行袋を持っていくのもひとつの方法。
OSTRICH(オーストリッチ)のSL-100は、すごく小さいので荷物になりにくい。
ただし、取扱は繊細なのでちょっと気をつけて。エンド金具などはついていませんので、別途用意してください。
ロードサービス付きの保険も
自転車のロードサービスも増えています。
ちょっと待たなければいけませんが、JAF的に利用できますので、機械トラブルのときに自宅や最寄りの自転車店まで運んでもらうのもいいかもしれません。
好きな場所から、好きな場所に運んでくれるロードサービスもありますので、ロードサービスに駅まで自転車を運んでもらい、駐輪場に預けてとりあえず電車で帰宅。後日愛車を取りに行く… なんて方法もあるかもしれません。