一向に減らない「自転車事故」。
滋賀・彦根に限っていえば、クルマと自転車の接触事故が多いようです。
となると怪我をするのは自転車側。身の危険を回避するためにも、愛車を守るためにも! こんなところに気をつけてというお話。
事故を未然に防ぐために!
自転車の人が悪い。。。 場合もありますが、不注意なクルマに引っ掛けられるような事故が多いよう。
クルマ同士であれば「軽微な事故」なんですが、自転車は生身の人間がむき出しで乗っているものですから、ちょっとした事故でも損害が大きい。
ケガもありますし、自転車も無傷ではいられません。
事故に合わない工夫をしよう
サイクリストが安全運転するのは当然として、もらい事故や巻き込まれ事故を減らすために何ができるか?
事故に合ったらどうする? とか、「保険に入ろう」というのもありますが、まずはできるだけ事故に合わないような工夫から。
こんな工夫で事故の可能性は低減できるのではないでしょうか?
- 自分をアピールする
- クルマに対する考え方を変える
滋賀の人って運転がヘタじゃない?
具体例の前に…
滋賀県の人の運転って、正直荒いと思います。下手な人もたくさんいる… というのか? 注意力散漫な人も多いですし、クルマしか観てない人も多い。
歩道を横切るときでさえも、歩行者や自転車に何の注意も払わないなんて人がいます。しかも少なくない!
クルマの要らない地域だと、こんな下手な人は運転しないんですけど… そうはいかないクルマ社会。こんな状態ですから、自転車の人が「自分は安全運転している!」といったところで仕方ありません。だって相手が危険運転なんだもの。
もちろん自転車で危険運転する人もいますし、安全なクルマの方がダントツで多い。
でも間違いなくヘタな人もそれなりにいて、歩行者や自転車を軽視する「傾向が強い人も多い」ってお話です。
1.自分をアピールする
1つ目のコツは「自分をアピールする」こと。
相手に発見してもらえば、事故は起こりにくくなります。
明るいライトをつける
事故防止には「私はココにいますよ」と知らせることから。
明るく光らせることで、ある程度のアピールができます。
お店ではL&M社の「URBAN500」をオススメしています。
とくに冬は早くから暗くなります。真っ暗になってからではなく、薄暗いくらいでもライトはスイッチオンしてくださいね。
明るいライトは高価ですが、夜走る人はできるだけ明るいライトをつけましょう。
どのくらい夜走るか? で変わってきますが、明るいライトはミドルモードやローモードで使えば、暗いライトの代わりになりますが、逆は無理。
できるだけ、明るいライトを付けてください。
リア(バック)ライトも必須です。
よく「夜は走らないから」といいますが、朝や夕方だって十分暗いですからね! 後ろからの追突が、自転車の死亡事故理由ワースト1なんだとか。
ほかの誰でもない、「あなたの安全」を守るためです。クルマに乗る方が多いんですから、無灯火やライトが暗い、リアライトがない自転車の危険性はわかっているはず。
見やすい色の服を着る
黒っぽい服はやっぱり見にくい! とくに冬は、黒っぽい服になっていく人が多いんじゃないでしょうか?
ある程度は仕方ないですが、できれば派手な服がいいです。全身黒尽くめじゃなくて、カラフルな服で走りましょう。
とくに夜間は白や蛍光の黄色が見やすいようです。
どうしても黒い服しかない場合は「反射材」を使うのもひとつの方法かもしれませんが… でもやっぱりパッと見て目立つのがいいと思います。
明るい道、見通しのいい道を選ぶ
とにかく見つけてもらわないと仕方ないですから、明るい道、見通しのいい道を選んでください。
夜や雨、雪、寒い日など、急いで移動したい日は、クルマのほうもなんだか急いでいますし、注意力も散漫になっていたりします。
裏道や細い道、路地ではなくて明るくてできるだけ真っ直ぐ、広々としていて太い歩道もある…
そんな道がもしあれば、ぜひそちらを!
2.クルマに対する考え方を変える
「クルマは安全運転する」とは思わず、どっちかってーと「クルマは全部危険運転だ」と想定して運転すること。
そう考えておけば、相手がホントに危険運転だった場合でも回避できる可能性が上がりますから。
「かもしれない運転」を心がける
これは自転車でも、そうじゃないときでも基本中の基本です。とはいっても、なかなかできないんですけどね…
でも「危険があるかもしれない」と常に想像して動くようにしたいですよね。
いや「かもしれない運転」どころじゃなく、「多分危険な運転をしてくるだろう」「危険な運転をするに違いない」と考えちゃうのもアリかもしれませんね。
運転手とアイコンタクトする
クルマの人って、ホントに自転車を見てません。
「絶対見えてるだろ!」って時でも見てないというか、目に入ってない。だからアイコンタクトをする。目が合えば認識されてる可能性が高まりますから。
反対にこっちがじっと運転手を観ているのに目が合わないときは、相手が認識していない可能性大!
距離をとったり、止まったりしたほうが懸命です。
挙動の前に何か予備動作を入れる
自転車にはだいたいの場合、ウインカーがありません。だから、クルマには「自転車がこれからどうしたいのか?」がわからない。
なので、何かする前には、「これからこうしますよ」と周囲にPRする予備動作を入れましょう。
手信号を出したり、ちょっと大げさ目に後ろを確認したり。そういう動きがあれば、周囲にも「何かする」ことが伝わる可能性が高くなります。
自転車は軽視されていると考える
自転車を軽視するクルマは少なくありません。
「幅寄せしてやろう」とか、「嫌がらせしてやろう」っていう悪意のあるクルマも少数ですがあります。
しかしそれ以外にも「こんなにスピードが出ると思わなかった」ってケースもあります。「自転車が来る前に曲がれるだろう」と強引に右左折して巻き込んじゃうみたいな事故は、このパターンが多いようにも思います。
自転車の速度が時速30km以上出るなんて想定していないクルマもたくさんいます。
「自転車なんて遅いもの」と軽く考えられていることを意識しておくと、危険が減るんじゃないでしょうか?
まとめ
事故を防ぐには、とにかく警戒すること。
「自分は大丈夫」「相手は見てくれる」じゃなくて、「見えてない・見てない」「無謀な運転をしてくる」「飛び出してくる」「交通違反もしてくるかも!?」と悪いパターンも想定して動くのがポイントじゃないでしょうか?
よく見ていれば「なんか危険そう」「あんま見てなさそう」な人やクルマ、バイク、自転車などもわかってくるはず。
事故ってしまうといいことはないので、警戒しすぎるくらいに警戒して、まずはあなたの身の安全を守ってください