ムダなモノを買って、ゼニを失うのって残念ですよね? ってお話。
かえって高くついてない?
そういうことがないように、自転車屋ってあるんじゃないかな? って思うんですよ。
「ムダなものは買わない知識が十分にある」人はいいんですが… 通販や安売りのお店でパーツやアクセサリを買って、結局ソンをしている方が多いなぁと、残念に感じています。多少安く買ったって、結局もう1個似たようなモノを買うはめになったら、かえって高く付いてるじゃないですか! っていうね。
自分たちが自転車店をはじめる前に、こんな失敗をたくさんしました! って体験談から。ちなみに店主メカタは「ムダな買い物王」だったりします。いやまぁ今でもその傾向はありますが… だからこそ持ってる経験や知識もあるんです。「これは使えないぞ!」とかね。
こんなパターンがあります
1. 使えないモノを買っちゃう
まずは、使えないモノを買っちゃうパターン。
自転車っていろんな規格がありますので、何でも、どれでも使えるわけじゃありません。互換性がなかったり、サイズが合わなかったり。
これは取り付けることができません!
サイズが違います!
なんてこと、ザラにあります。取り付けられないので、使いモノになりませんし、使いみちもないケースが多い。本当にムダガネになっちゃいます。
ご自身でサイズをきちんと確認すれば回避できることも多いのですが、「サイズを知らない」「そもそもサイズがあるコト自体知らない」こともありますし、規格が複数あって互換性がないこともご存じないことも多いので、「どれでもいいだろう」って買っちゃうことが多いようです。
2. 用途にあわないモノを買っちゃう
「こう使いたい」という希望があるのに、その希望を満たさないモノを買っちゃうパターン。
よくあるのが輪行袋です。最近、JRを中心に規制が厳しくなっていて、「使える輪行袋」と「使えない輪行袋」があります。でもJR以外の電車に乗るときには使えるものもありますし、そもそもクルマに乗せて運ぶことを想定している場合にはそれでもいい。
用途がないわけでもないし、使えないモノを売られちゃったわけでもない。ただマッチングしなかっただけといいますか… でも欲しかった用途には使えませんから、結局意味はないってことになっちゃいます。
3. 必要ないものを買っちゃう
もうひとつは、「要らないモノを買っちゃう」パターン。
「これも必要なんじゃないか?」と勝手に考えて、本来なら不要だったモノを買っちゃうってケースです。
たとえば、シティサイクル(ママチャリ)のタイヤって、チューブもセットになっているものが多いです。でもセットになっていると知らなくて、別にチューブをもう1個買っちゃう… みたいな感じでしょうか?
「最近の○○は賢くなってるから、そういうの必要ないんだよ」ってこともあります。
後から使えないこともないんですが… 現状ではムダなものを買ってしまったってことになります。
どうしたら回避できる?
どうしたら回避できるの?
っていうと、ひとつは知識と場数を増やすこと。もうひとつは誰かに相談することしかありません。
自転車店だから言う… わけでもないんですけど、「事前に相談してくれたらなぁ…」ってことも多くて。全部の自転車店がそうかどうかはわかりませんので、必ず大丈夫とは言えませんけど… 最初っから買う気なんて微塵もない! って方はどこでも嫌うでしょうけど、そうじゃないなら、来店や相談は嬉しいはず。
ほとんどの自転車店は、相談さえしていただいたら、喜んでいろいろ答えるはず。使えないモノや不要なモノを売らないようにするはずですし、用途をお聞きしてそれにピッタリなモノを探すはず。
そうすれば、ムダな買い物を回避できるんじゃないか? って思うのです。
同じものでも実店舗で買うと高いかもしれませんけど、ムダな買い物をすることから考えればお得じゃないでしょうか?
「賢く買い物をした」が、結局「すごくソンしちゃった」にならないようにしていただけたらいいなぁ… なんて思います。自分たちがたくさん失敗したからこそ、お客さまには失敗してほしくないって。
でも、失敗するのもまた楽しかったりもしますので、それを体験するのもまた… 自転車の楽しみ方なのかもしれませんね。