自転車店とおトクに付き合う PR

自転車とノルマのお話 最終回? 厳しすぎるノルマはお客さまのためにならないんじゃない?

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自転車とノルマのお話。これで一応最後… かな?

ノルマはみんなの幸せのため!?

「ノルマ」は仕方ないモノでもありますし、ある程度は必要なモノなんじゃないかな? と思っています。

ノルマがまったくなかったら、どうなるのか? 誰でも1台から自転車が注文できちゃうことになります。

それってちょっと怖い話。

だって、自転車店を開くには、何の資格も、経験も必要ないので、誰でも自転車店を名乗ることができるからです。

だから、何かで制限をかけたり、審査したりしてから自社の商品を扱ってもらうようにしないと、メーカーさんやブランドの価値を下げたり、利益を減らしたりする可能性があるんじゃないのかな? って。

そう考えると、取引先をある程度厳選して、そことしっかり深いお付き合いをするのが、メーカーさんやブランドのためでもあるし、お店のためでもある。お互いのためだし、お客様のためでもあるんでしょうね。

ですから、ある程度のノルマはあるほうが、みんな幸せなのかもしれません。

でも、厳しいノルマってどうなの?

でも、でも! なのです。

あまりにも厳しいノルマとか、広大なエリア制がホントに必要なのか? には疑問があります。

自分たちが扱えないからどうこうじゃなくて、あんまりお店を厳選し過ぎると、お客さまにとって不便じゃないの? って。「欲しいなら他府県でも、100km先でも行きなさいよ」って態度でいいのか? と思いますし、故障や破損のときにだって困りませんか?

またノルマがあんまり厳しいと、どうしても専売に近くなる傾向が出てきます。「このお店はAブランドだけ」「こっちはBブランドだけ」って形式。これって「Aがほしい」って人なら全然いいんですけど、いろいろ比べて決めるのも、お買い物の楽しみ。そう思うと、お客さまから楽しみを奪ってんじゃないの? とも思うのです。

ノルマがキツイところって、「他メーカー・ブランドの自転車と比べてほしくない」ってことなんじゃないでしょうか? 比べられると負けちゃう、だから比べさせたくないし、囲い込みたい。お客さまのことなんか知らない、うちのだけ買ってりゃいいんだ! って。

総合的に選びたいのに…

たとえば、化粧品がほしいとき、「資生堂がいい」「シャネルがいい」みたいなのってあります。

そういう「好きなブランド」「ほしい商品」が決まっている方なら、まっすぐにお目当てのブランドに行けばいいですし、そのブランドを扱っているならどこで買ってもいいんです。

でも「全部の中で、一番自分に合うファンデーションがほしい」って思う人もいる。そういう人って、化粧品に詳しい人にアレコレ聞いて、最良の商品を選んでほしい。いやまぁ、少なくとも奥方はそう思います。

それなのに専売だと困っちゃう。どこのブースも自社の商品をすすめるばかりで、「一番合うのがほしい」って希望に応えてくれないからです。当たり前です。A社のブースなのに、「B社のもののほうが、あなたに合いますよ」なんて言うのは、それはそれでおかしいですから。

だから最近はデパートの化粧品コーナーでも「総合案内」的な場所ができていて、そこで「こういう商品がほしい」と相談したりできるようにもなっています。

本当は自転車店ってそういう場所。そういう期待をしていく場所じゃないでしょうか? いろんな取り扱いメーカーから、希望や使い方、予算、好みなどを聞いて。「あなたに合った1台」を一緒に選んでくれる… そんな場所じゃないのかな? って。

お客さまのためになってるの?

そう思うと、あまりに取り扱い店舗を限定したり、重いノルマを課したりするところは、そういう選び方を拒否しているのかも。そんな穿った見方をしてしまいます。

すごく有名で、たくさん広告を打っているのに。いろんな雑誌やムックにたくさん紹介されているのに。あまりに取り扱い店舗が少ないメーカーや、専売に近いようなお店ばかりが目立つメーカーは、お客さまのことを考えていないんじゃないの? なんて。

小さい店の負け惜しみかもしれませんが、そういうあまりに広いエリア制や、厳しいノルマのところとは、今も、そして将来も、あんまりお付き合いしたくないなぁ。そんなふうにも考えてしまうのです。

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侍サイクル
彦根の自転車店「侍サイクル」。自転車の楽しみ方はひとつじゃありません。いろんなカタチの「楽しく走る」「愛車と楽しむ」を全面的にバックアップします。 【なんか怖い、話を聞いてくれない、すぐに押し売りされる… そんな従来の自転車店に不満がある方にこそ来ていただきたいです】 しっかりお話をお聞きしたいというのが、侍サイクルの希望です。ゆっくりお話、ご希望、ご要望をお聞きし、あなたに本当に必要なものを選びましょう。新車のご提案だけではなく、古い愛車を蘇らせたり、今の1台を大事に乗ったり。カスタムやメンテナンスを含め、もっともっと自転車が好きになれるように、サポートします。