決められた予算のなかで、自転車旅しよう! そんなことを考えてはじめる「予算あり自転車旅」。
(自分たちが勝手に決めた)予算内で「交通費」「観光」「食事」「お土産代」まで含めて遊びます
今回は2人で1万円で、福井県敦賀市を満喫! が目的。でも1万円といっても、半分くらいは交通費ですけどね…
で、目標はこんな感じ
- 海を見る
- 美味しいお魚を食べる
- 景色のいいところを観光する
愛車BROMPTONを電車に乗せて、敦賀を目指します
- BROMPTON M6L
- BROMPTON S2L
ちなみにBROMPTONに乗せているバッグは「ロールトップバッグ」。28L入るので2泊3日くらいの旅行でも安心。
今回も遠出用グッズ(パンク修理関係など)に加え、2人分の輪行バッグも入ってます。お土産を買っても余裕で入る包容力。
輪行して「敦賀」へ
彦根 ⇔ 敦賀 は片道1人990円。2人で往復すると3960円。電車に乗っただけでいきなり残り6040円に。まぁでも交通費は必要。
彦根からだと岐阜や福井方面は意外と(?)近く、交通費もお安いのでステキなのです。
着いたのは9時台。ゆっくり敦賀を観光したあと、ランチを食べる作戦です。
氣比神宮
ふわふわ自転車に乗ってまずは「氣比神宮」へ
北陸道総鎮守の立派なお社。いつ来ても人が多い!
お隣にある駐車場に自転車を停めて社内へ。しっかりお参りして今回の旅をはじめる所存。
海を見るぞ!
目的のひとつである「海」に到着!
海なし県に住んでいると、海に対してものすごい気持ちを持ってしまったりして。
「これ全部海水なんだよね」なんて馬鹿な会話をしつつウロウロ
この辺りはこの時期、ライトアップがあるみたい。夜もすごくきれいなんでしょうね
敦賀鉄道資料館は楽しい
旧敦賀港駅舎のかっこいい建物の前で記念撮影。
「欧亜国際連絡列車」の発着駅だった建物を再現したものだそう。
内部は敦賀鉄道資料館になっています
敦賀の鉄道に関する歴史の展示のほか、鉄道資料や列車模型なども。
鉄道だけじゃなくて輸送関連の記念館って実は大好き。じわっと鉄風味だからっていうのもありますが、歴史もわかって、街の成り立ちもわかって。すごく面白いと思うんですよね。
ってことで、見つけると積極的に立ち寄ります。有料でもいつも入るんですけど、こちらは「無料」。無料でこんなの見ていいの? 太っ腹!
敦賀赤レンガ倉庫へ
海運の町・敦賀には、いい感じの倉庫がたくさん。その中のひとつ、いやふたつが、「敦賀赤レンガ倉庫」としてレストラン&ジオラマ館として利用されています。
1905年に建てられた当時は石油貯蔵庫として使われており、その後は最近まで昆布貯蔵庫として使用されていたんだそう。
ジオラマを見る場合は入場料400円。全長約27メートル、最大奥行き約7.5メートルの大「ノスタルジオラマ」が見られて、鉄道も動かせるとのこと。
心惹かれましたが、子どもたちの邪魔になってはいけないので今回は見送り
景勝地「気比の松原」へ
日本三大松原のひとつ「気比の松原」。
長さ約1km・広さ約34万m²という広大な土地に、松が茂る景勝地。夏には海水浴客で賑わうんだそう。
どこまで自転車で行って良いのかわからないけど、クルマが走っているところは自転車に乗って、そうじゃないところは押して散策。
かなり広いので全部は回れていませんが、今の時期は人も少なくて静かな海と松林を楽しみました。
史跡「武田耕雲斎」等の墓?
次の目的地を目指す道すがら、目に入ったのが「武田耕雲斎等の墓」の文字
「等」の墓っていうところが気になって、松原神社さんに立ち寄ります。
こういう、「ちょっと寄り道」が簡単なのも自転車のいいところ。
武田耕雲斎とは「水戸天狗党」の首領。幕末に尊王攘夷を唱えて挙兵し、朝廷に訴えようと京都へ上る途中に敦賀で捕らえられたといいます。
幕府の命により、353人もの人々が処刑。「武田耕雲斎等の墓」は天狗党の人々が埋葬された墓所のこと。
社内には武田耕雲斎の銅像などもあります。
2021年の大河ドラマ『青天を衝け』では、津田寛治さんが武田耕雲斎役を演じるとのこと。どんな描かれ方になるのか気になりますが、一足先に聖地巡礼気分?
博物館通りを散策
雰囲気のある町並みが残るという「博物館通り」へ
短い通りではありますが、新しいお店も、古いお店も、小さなお店が並び、立ち止まって写真を撮りたくなるスポットがたくさん。
ここは通り名の由来にもなっている「敦賀市立博物館」。
昭和のはじめて建てられた旧大和田銀行本店を利用したもので、壮麗な建物だけでなく銀行に関する展示や、港や鉄道など敦賀の歴史がわかる資料もたくさん
こちらはお隣の「みなとつるが山車会館」との共通チケットで1人500円。ってことは2人で1000円。
「みなとつるが山車会館」には、毎年9月に行われる「敦賀まつり」の山車が公開されています。山車と書いて「だし」じゃなくて「やま」と読むみたい。
山車に飾られる武者人形のための鎧や兜、能面、飾太刀などもあり、甲冑好きさんの満足度も高いかも!?
滋賀にも大津や長浜など、こういう山車が出るお祭りがありますが、どれも細工が細かくて観ていて楽しい。
実際のお祭りも観てみたいものです。
ランチは美味しいお魚を!
あちこちのんびり見て回っていたら、あっという間の12時。
そろそろご飯でもってことで、お魚が美味しいお店へ。
地元の方に教えていただいたお店でランチ!
特製のお弁当は1人1650円。2人で3300円
お刺身あり、焼き魚あり、松前漬けあり、お魚の揚げ物もあり… とお魚づくし。
ご飯に載ってるちりめん山椒がまた! 小鉢とお味噌汁もついてます。
これがね、もうものすごく美味しい。「全部旨い」というバカみたいな感想ですが、そうでしかない。
店内の看板に書かれたお品書きも魅力的だったので、今度は夜来たい! けど、電車で帰ると思うと日帰りではなかなか難しいかな? 泊まりで来るか?
早々に駅へと戻る… けど
他にも「金ヶ崎城」あり、「日本海さかな街」あり、「敦賀昆布館」ありと、見どころやステキスポットも多いんだけど
実は前回来たときに行ったので、また今度ということで早々に駅へ
バッドタイミングからのコスプレだ!
しかし! 帰りの電車は1時間に1本。3分前に出たばかりというバッドタイミング
さすがに時間がもったいないし… と思った時ふと浮かんだのが駅前のお店で見かけたコスプレ衣裳。
もしかして貸してくれるのでは? と、検索をかけると。。。 あるではないですかレンタルサービス。
駅や近くのお店など数箇所で、松本零士さんキャラの衣裳を貸していただけます。しかも「無料」
『銀河鉄道999』の車掌さんに変身
というわけで、駅直結の施設敦賀駅交流施設「オルパーク」で『銀河鉄道999』の車掌さんの衣裳をレンタル
商店街まで戻って、車掌さんを探して記念撮影
結構似合ってませんか?
他には「キャプテン・ハーロック」「星野鉄郎」「メーテル」「クイーン・エメラルダス」の衣裳が借りられるそう。
女性キャラはスタイル抜群すぎてハードル高いですが… せっかくなので着てみるのはいかがでしょうか?
羽二重餅を買って帰宅
お土産は福井名物「羽二重餅」1200円也。オルパーク内にもお土産コーナーがあるので、買い忘れた場合はこちらで。
羽二重餅って、実はかなり好き。だけど写真忘れちゃいました…
本日の収支
交通費 : 3960円(990円×4)
観光 : 1000円(500円×2)
ランチ : 3300円(1650円×2)
お土産 : 1200円
コスプレ衣装レンタル、神社、敦賀鉄道資料館は「0円」
合計 : 9460円
走行距離は多分ですが8kmくらい? 狭い範囲ですがぐるぐる回っているので
駅前のオルパークにはレンタサイクルもありますので、輪行じゃなくてそちらを利用するのもいいかも!?