スポーツ自転車に乗り始めて、一番に直面する悩み
それは「おしりが痛い」かもしれません
少しでも解消するにはどうすればいいのでしょうか?
お尻が痛いって、どう痛い?
まずは「お尻が痛い」を分析しましょう。
一口に「お尻が痛い」といいますが、実は痛い部分や、痛みの種類は人それぞれ。
たとえば、よくある「痛い」は…
- お尻とサドルの境目の肉が押されて痛い
- 尿道が圧迫されて苦しい
- 骨があたって痛くなる
- 臀部の皮膚とサドルがこすれて摩擦で痛い
「どこ」が「どう」痛いかによって、解決できる道はかなり違ってきますので
まずは痛みの分析をしてください
お尻の悩みを解消するには?
お尻の悩み(!?)解消する方法、「これ」っていうのはありません
が、まぁそれだけで終わってはアレなので、いくつかの組み合わせで
なんとか「痛みを減らす」とか「我慢できる」までもっていきましょう
考えられる方法はこんな感じ
- 慣れる
- 乗車姿勢を変える
- 乗り方を変える
- サドルを変える
- ふかふかパンツを履く
- あきらめる
1. 慣れる
まずは「慣れる」ことから
どれだけ工夫しても、結局「全然まったく痛くない」にはならないことも多いです
「ある程度は痛い」に慣れると、まぁ… あの「6. あきらめる」な感じも出てきますし
我慢もできるようになります
もちろん、ある程度乗ると皮膚が鍛えられたりもしますので、少しずつ本当に痛くなくなってくる部分もあるかと
2. 乗車姿勢を変える
ざっくりいうと、「サドルが低すぎると痛い」。
ので、サドルは高めに。さらにいい感じに前傾姿勢になるように…
など、少しずつ調整して「できるだけ痛くない姿勢」をつくります
とりあえず、基本は「サドルは高めに」。これだけでかなり違います。
3. 乗り方を変える
同じ自転車、同じ乗車姿勢でも、「ゆっくり走ると痛い」なんてこともあります
走り方や姿勢、座り方などを見直す、もしくは変化させると、劇的に痛くなくなる可能性も
ちょっと重いギアを踏んでみるとか
こまめに座り位置を変えてみるとか
手に少し体重がかかるように乗ってみるとか
そんな工夫で、お尻の痛さが変わってきます
ロードバイクなどのレーシーなものは、「ある程度スピードを出して乗る」ことを想定しているので、ゆっくり走ると痛くなる傾向が強いようです。
4. サドルを変える
もちろん「サドルを変える」のはかなりポイントの高い改善策
しかし「どんなサドルが合うのかわからない」というのが問題
「ふかふかのサドルにすればいい」ってもんじゃありませんし、
「●●な人にはこれがオススメ」みたいなセオリーがないので、難しいんです
いろんなサドルを試していただくために
「テストサドル」をご用意していますので、ぜひご利用ください
5. ふかふかパンツを履く
自転車用のパット付きパンツ… というか、タイツというか。
ふかふかのパット付きパンツを履くと、もちろん痛みは減ります
70km以上とか、100km以上とか、人によって距離は違いますが、長距離を走るときには必須という人も多いようです。
メンズとレディースは異なりますし
パットの大きさや厚さが違うアイテムもたくさんありますので、好みにあわせて選んでください。
タイツタイプは恥ずかしい方は、インナーパンツタイプがおすすめです。
6. あきらめる
いろいろ試した結果、少しはお尻の痛みが軽減します。
ですが、解消する! というわけにはいかないかも(個人差があります)
最終的には、どこかで「あきらめる」方向になるかもしれません。
でも最初よりはずっと痛くなくなったはず
痛みとも(ある程度は)お付き合いしながら、楽しい自転車ライフをお送りください。