そろそろ、彦根界隈でもサイクリングが楽しい「春」が…… まぁまだ早いかもしれませんが、じわっと近づいてきました。
春って、新車を買ったり、ちょっと遠乗りしたり、新たな町を走ったり… そんな楽しみがありますよね?
で、この時期、「遠乗りしたけど、自走では帰れそうになくて」という方が、輪行袋を買いに来られます。
急な輪行は難易度高し
方法としては正しいのですが、「急に輪行」って結構むずかしいケースもありますので、事前によく確認したり、情報収集につとめたり、グループの場合は同意形成をしたりしておいてくださいね。
困るかもしれないポイントはいくつかあります。ってことで、いくつかご紹介を。
困るかもしれないポイント5つ
1. 意外とむずかしい
解決策!? グループの1人だけでも事前に練習を
侍サイクルでも「輪行講座」ってやってますし、他のお店でも輪行講座は人気だと聞きます。
自転車を分解して袋に入れるのって、意外とむずかしいというかコツがあるんですよね。以前店主メカタが本当に久々に輪行した時、かなりもたもたしてましたから。慣れとコツで早くなりますが、いきなり! はむずかしいです。
とくに「パンク修理をしたこともない」とか、「車輪を外したこともない」って方にはすごく大変かと思います。
さらに最寄り駅などについたら、袋から出して組み立てなきゃいけません。それもできるのか? ってところも大事です。
2. そもそも輪行できない・むずかしい自転車もある
解決策!? トラブルを想定して輪行しやすい車種や装備で
シティサイクル(ママチャリ)で輪行はできません。まぁ一般的に不可能といっていいと思います。
以前数名のグループで、「輪行したい」と言われたのですが、シティサイクルの方がいらして… というケースがありました。
たとえば、ファットバイク、ビーチクルーザー、リカンベントやトライクなんていう種類の自転車も、輪行はむずかしいと思っていただかないと…
またスタンドやフェンダー、カゴなどの部品がつている場合は、基本はそれを外さないと輪行袋に入りません。外すには工具も必要です。外す算段をしておくというか、輪行するかも!? って場合は、あらかじめ外しておくとかが必要です。
輪行する場合、今まで自転車に乗せていた荷物と、担いでいた荷物を持って、さらに自転車も持つことになりますので、荷物が多い場合はますます大変です。
3. 輪行袋の調達がむずかしい
解決策!? 買えそうなお店のチェックや情報収集を、必要なら事前購入も!?
ソロで走っているならいいのですが、数名のグループの場合、輪行袋が人数分そろうかどうか? という心配があります。
以前来られたのは5人組… ロードバイクの輪行袋なら5つくらいは余裕で置いているのですが、その方々はクロスバイク。
クロスバイクにも使える輪行袋。オーストリッチのL-100含めてなら全然足りますが、バーエンドやスタンドの有無、フレームサイズなどによって、L-100では入らないこともあります。
折りたたみ自転車用の輪行袋も5個は置いていませんし、ランドナー用は1個しかありません。となると、人数分の調達はむずかしいケースが出てくるかもしれません。
4. 結構高くなる
解決策!? 心構えと、グループ内の合意形成を
輪行袋、決して安くはありません。繰り返し使えますので、何度も輪行されるならいいのですが、1回しか使わないなら… やっぱりお財布へのダメージはそれなりです。
グループで来られて「輪行袋ください」と言われ、ご案内したのですが… あまり自転車に詳しくない方が「こんなお金持ってきてない」→「貸すことはできる」→「でも高いから、買いたくない」みたいな感じで、揉め始めたことがありました。
繰り返し使うかどうか? お財布事情がどうか? によって違いますが、予算オーバーというか想定外の出費になってしまう場合もあるようです。
5. 輪行のルールやマナーがむずかしい
解決策!? グループ内の1人だけでも情報収集や、講座受講をオススメ
自転車を輪行袋に入れることはできました! が、ここからも結構問題です。
たとえば3人のグループだった場合、空気を運んでいるようなガラガラの電車ならいいですが、そうじゃないなら、同じ車両にまとめて乗るわけにはいきません。
大体は同じですが、でも各社によって微妙に異なる輪行のルールがありますので、まずはそれを守る必要があります。
次に電車のどの辺りの車両を狙うか? 車両内でどの辺りに陣取るか、車内ではどう過ごすか? ってマナーの問題もあります。
輪行をするつもりで準備していたり、講座を受けたりしていればわかる部分もありますし、事前に情報を集めることもできます。が、突発的に輪行をすることになった場合は、対応ができない可能性も。
まとめ
輪行ってカンタンみたいですが、慣れないとむずかしいかもしれません。
また輪行できなかったり、相当むずかしかったりする車種もありますので、ご注意ください。
出先で輪行袋を調達する場合、グループの人数が多くなればなるほど、難易度が上がります。