「自転車にペダルを取り付ける」って、カンタンなようでいて、意外とむずかしい! ってお話。
ペダル装着って意外とむずかしい
新しいペダルを買って交換する
通販で買った自転車にペダルをつける
ペダルのネジになった部分を差し込んでギュッと回して固定する「だけ」なので、カンタンだと思いがちですが… 実は結構むずかしい作業。ウッカリすると高価なパーツを壊すこともありますので、ホントに注意してください。
よくよくおわかりの方はいいんですが、そうじゃない方はめんどうでもお店に持ち込むのがいいのかもしれません。時間や手間、数百円~1000円程度の工賃を惜しんだ結果、クランクっていう部品を交換するハメなったなんてケースも。クランクって、そこそこのお値段のものでも1~2万円くらいしたりしますからね!
侍サイクルでは、この2年で少なくとも3回遭遇しています。そこまでいかないケースはもっと… ですから! ってことです。
こんなところに気をつけて
ご自分でする場合は、こんなところに気をつけて!
1.ペダルの左右にご注意を
ペダルには「右」と「左」があります。それはもう必ずあります!
同じような形だからといって、どっちをどっちにつけても大丈夫ってわけじゃありません。「L」「R」とか書いてあったり、そもそも形状が違ったりしますので、よーーーーーーーーく確認を
2.ケミカルを使おう
金属の部品に、金属のペダルを装着するのですから、いろんな摩擦も起こります。それを解消・改善してくれるのがケミカル。
スムーズに装着するために、はずれにくくするために、動きを滑らかにするために、そして固着を防止するためにも! ケミカルを使いましょう。グリスとか、スレッドコンパウンドとか売られていますので、そのあたりを使ってください
3.まっすぐ入れよう
通常であれば、ペダルが真っ直ぐでないとスムーズに装着できません。
でもときどきあるんです。斜めって入れているのに、力任せに押しこむ、ねじ込む方が… そうなってしまうとネジ山が壊れてしまいますので、ペダルではなくて、クランクっていう部品のほうが使用不能になってしまいます。
結構高い部品ですが、買い換えるしかありませんし、取り寄せになることが多いので、時間もかかります。くれぐれもペダルは真っ直ぐ装着するようにしましょう。
4.ネジの向きにご注意を
通常のネジって、どっちに回すか決まってますよね? でもペダルは違います。右側は正ネジですが、左側のペダルは逆ネジです。ここを間違って、通常のネジだと思い込むとキケン。やっぱりネジ山がつぶれます。
正ネジ、逆ネジがわからない方は、よく調べてから装着するか、自転車店へ。
5.最後までしっかり入れる
当たり前ですが、ペダルは最後までしっかり装着してください。
体重をかけて踏む部分ですので、中途半端に装着していると、ガタが出てきますし、やっぱりネジ山がつぶれます。
不安なときは乗るな!
もうひとつ、とっても重要なことは「不安だったら乗るな」ってことです。
これでいいのかな?
一応装着できたけど、なんかおかしい気がする
こんな状態なのに、自転車に乗ってお店に来る方がいらっしゃいます。ちゃんと装着できていない状態でペダルを踏むと。。。 やっぱりネジ山がつぶれます。
心配なときは自転車に乗らずに、押すか、クルマなどに積むかして、ペダルを踏まないようにお店に持ち込んでください。
まとめ
ペダルの装着って意外とむずかしいです。
わからないときは、自転車店へ。
高額な部品を壊さないように、細心の注意を払いましょう。