自転車店でウソをつくのはやめましょう! ってお話。
犯罪方面の話とかじゃなくて、「本当のことを教えてくれなと困る」ってお話です。
自転車店はあなたの親でも、先生でも、上司でもないので、ひどい使い方をしたり、事故っていたりしても、怒ったりしません。だからホントのことを教えてください。
そのほうが、お互いに余計な時間もかからないし、自転車もよりいい状態になったり、あなたにバッチリな1台が選べたりします。
ウソはやめてください!
よくあるのが、自転車の修理やメンテナンスに来られたときのウソ。
「○○しましたか?」と聞いても「してません」って答えるケースが多いんです。
事故ってない
倒してない
ほとんど乗ってない
外に置いたりしてない
何もしてない
最終的には「フツーに使ってただけです!」って。
でも何かあったって、大体はわかります。…っていうと言い過ぎですが、「なんかあったな」はわかることが多いです。
だってフツウに乗ってたらつかないような傷がついてたり、部品が曲がってたりするんですから。「フツーに使ってただけ」って言われますが、それだけじゃそうはならないっていうのは、わかる可能性も結構高いです。
ただ、何があったのか? はわかりません。事故ったのか、転倒したのかはわからないってことです。だから、そういう部分も含めてホントのことを教えてください。
どうしてホントが知りたいの?
どうしてホントのことを聞きたいか?
たとえばパーツが壊れた場合。事故とか転倒したとかで生じた不具合なら、同じパーツに取り替えれば終了です。でもホントにフツーに乗ってて壊れたとしたら、使い方が荒いとか、そういう理由を考えないといけません。同じパーツじゃなくて、多少高かったり、何かの機能が劣っても、別のパーツを選ばないとイケない可能性があるってことです。
でも前提となる情報がウソだったら? 正しいパーツ選びや修理ができないことになります。
文句を言おうとか、怒ってやろうと思っているわけじゃないんですよ。そこは声を大にしてお伝えしておきます。
問診と同じです
自転車店のスタッフがするいろんな質問。意図としては医師の問診に近いものです。原因の特定をしたいとか、故障箇所を探りたいとか。より良いものを選んだり、セッティングしたりしたいって目的でのヒアリング。だからそこにウソが混じると、あなたにとっても不幸なんです。
医師もいろんな質問をするはずです。どんな症状があるか? とか、どんなアレルギーがあるか? とか、症状はどんなときにでるか? とか。この質問にウソをつくって考えたらどうでしょう? 怖いと思いませんか??
できるだけ正確に答えてもらうと、病気の特定もしやすいですし、いい治療方法も選びやすくなります。だからウソをついちゃダメってことです。
修理やメンテじゃなくて自転車を選ぶときも同じです。
「どんなふうに使いたいですか?」とか、「今までの自転車歴は?」とか、あとは「ご予算は?」とか、いろんな質問をしていきつつ、候補を絞り込んでいきます。ウソがあると、いいオススメができなくなっちゃいますから、本音で答えてほしいのです。
まとめ
どこのお店に行く時でも同じです。
質問にはできる範囲で正確に。質問は医師の問診と思って答えていただけると嬉しいです。
ウソをつくと、誰も幸せになれません。自転車店もムダが多くなりますし、あなたの愛車やあなた自身に不利益が生じます。