自転車が欲しい！ そう思ったらまず何をしますか？
雑誌やネットをいろいろ見たり、すでに自転車を持っている人に話を聞いたり。
自転車店に行って、話を聞く方もいるかもしれません。
1台目の自転車を買おう！ そう決めた時、こんなふうに考えてもらえると嬉しい。今回はそんなお話。
自転車がほしいと思ったら考えてほしいこと
ポイントは2つ。
「自転車を手に入れるには時間がかかる」こと
そして「すべての自転車を扱っている自転車店は（ほぼ）ありえない」ということです。
長くなりそうなので、今回は「自転車を手に入れるには時間がかかる」だけをまず。
スポーツ自転車はサイズとカラーが豊富
大都市にあるとても大きな自転車店やネットショップは別として、一般の自転車店にはあなたにピッタリ合う自転車が置いてある可能性は高くありません。
とくに身長が160cm以下だったり、180cm以上だったりする人は、その可能性がより高くなります。
自転車には、サイズとカラバリがあるからです。
だから店頭の自転車をそのまま持って帰るのではなく、サイズとカラーをオーダーするってことになります。
自転車にはサイズがある
ワンサイズしかないシティサイクルとは異なり、スポーツ自転車にはサイズがあります。
ビーチクルーザーや折りたたみ自転車はワンサイズですが、ほかの車種ならおおむね2～8種類ほどにわかれています。
たくさんのサイズがありますが、あなたに合うのは基本的にひとつ。
「これだ！」っていうサイズがありますので、ぜひそのサイズを買っていただきたいのです。
サイズが合うってことが最重要
スポーツ車選びで一番重要なのはサイズです。
どれだけ気に入った自転車でも、サイズが合わないならあきらめてください。
とくにはじめて買うかたには、そうしていただきたいと考えています。
好みのカラーを選ぶべし
また自転車はそれぞれのモデルにカラーが数色あることが多いです。
たとえば、サイズが5種類、カラーが5種類あったとすると、全部揃えると25台になっちゃいますよね。
一般的なお店では、全部はとても置けません。そこで代表的なものを何台か並べることになります。
たまたま店頭にあるものが色もサイズも理想的だったらいいのですが… そうでない場合は取り寄せになるってことです。
取り寄せに時間がかかること多し
メーカーや問屋に在庫があれば翌日～1週間程度で自転車が届きます。
しかし在庫切れしている場合だと、「数ヶ月待ち」も珍しくありません。
基本は「○月頃届きます」とわかっている場合が多いのですが、メーカや国際情勢上の都合で、当初の予定から大幅に変更になる可能性もあります。
自転車は輸入品がほとんどだから
「すぐ手にできないなんて！」との声もわかります。
でも自転車はほぼすべてが輸入品です。しかも大きなものですし、単価も高い。
種類もたくさんありますし、毎年モデルチェンジするブランドも多い。
だから店舗にしても、メーカや代理店にしても在庫をたくさん持つのは難しい。
売り手の都合ばっかりで申し訳ないんですけど、安定供給がどうしても難しいのが現実です。
早くほしいからといっても…
だからといって、「今すぐ手に入るもの」を選ぶのもどうなんでしょう？
自転車は決してお安い物ではありませんし、自転車選びは相棒探しであり、ステキなアクセサリー探しでもあります。
妥協せず、できるだけ理想に近い一台を手に入れて欲しい。でも、それだと時間がかかっちゃうこともあります
また在庫を探して日本中を探し回るのもどうなんでしょう？
その後のメンテを考えると、そこそこ近くのお店で買うのがオススメ。ですから… って話です。
数カ月先を予定していただけると
「自転車を買おう」と思ったら、数ヶ月計画でのぞんでいただけると、自転車店としてはすごく嬉しいです。
とくにはじめて買う方は、まずは自転車店選びからはじめて、ゆっくり目的や好みにあった自転車を選んでほしい。
そうすれば、理想に近い愛車を手に入れられる可能性がグッと高まりますから
理想の相棒選びは時間をかけて
乗っている自転車が廃車になって、急いで新しい自転車がほしい！ とかでなければ、ぜひゆっくり自転車選びをしましょうよ。
いろいろ吟味して、お店でも話を聞いて、それで満を持して注文する。
で、届くのをワクワクしながら待つ。そうしてもらえると、きっと自転車との生活がもっと楽しくなるんじゃないかな？ って思います。
どうしても今すぐ！ なら？
どうしても今すぐ！ とか、絶対実車が見たいというかたは、できるだけ大きなお店に行くのがいいかもしれません。
大阪とか名古屋とか、大都市には大きなお店があります。
そういう店なら、ビックリするほどの在庫がある（可能性も高いです）。
そういうお店で、ぜひゆっくり見て選んでください。中途半端なところじゃないほうがオススメですよ。
