「自転車が急に重くなった…」「漕いでも進まない」そんな相談を受けることがあります。
いやもう「あります」どころか、結構な頻度です。
とくにシティサイクルの方から訴えられる「重くなった」トラブル。その原因がどこにあるのか? 「侍サイクル調べ」レベルで解説を
ざっくり結論
「自転車が急に重くなった…」理由。
- 空気が抜けている ざっくり50%くらい?
- ブレーキの不具合 20%~もう少しある
- 電動アシストの不具合 これが意外と10%
- ホイールの不具合 10%弱くらい?
以上が、よくある原因。
残り10%程度がチェーン、ハブ、BBなどなどの不具合です
結構重大なトラブルのケースもありますし、「なーんだ」とすぐ直ることもあります。気になった時は早めの相談がオススメ! ではありますが、自転車店に行く前に「空気を入れる」は試してみてもいい… かもしれません。
「自転車が重くなった」に迫る!
自転車が急に重くなる。
これ、よくお聞きしてみると本当に「急に」重くなった場合と、「今日ふと気になったんだけど、以前より重く感じる」場合があります。
前者はなんらかのトラブルの可能性が高まりますし、後者はじわっと悪くなるタイプを疑っていきます
どんな車種に多い?
原因の前に、少しだけ車種のお話。
「自転車が急に重くなった…」の発生件数は、シティサイクル(ママチャリ)が圧倒的です。電動アシスト自転車なケースもかなり多く、こちらはとくに年配の女性からの相談が主流になります。
スポーツ自転車のことも、もちろんありますが、こちらはかなり少なめ傾向。そしてそういう訴えの会った場合は「チェーン、ハブ、BBの不具合」のケースが多くなります
まずはタイヤに空気を入れて!
「自転車が重く感じる」 = 「進む・走るを阻害する原因がある」ってことです
タイヤ・ホイール周り、もしくはブレーキ周りに原因がある可能性が!
先にも書きましたが、一番多い原因は「空気の不足」です。タイヤを触ってみると… 空気が全然入ってない! パンクしているケースもあります。
空気が入っていない、時にはパンクしているとすると、推進力はものすごく低下します。だからまず「自転車が重い?」と感じたら、「空気が入っているか」チェック。足りないようなら空気を入れてください。
これだけで解決! することも多いので、空気はしっかりお願いします。
こんな「コンセントが抜けていませんか?」みたいな話、失礼な! と思われるかもしれないのですが… 先にも書いたように半分くらいの割合が「空気の問題」なので、ここはやっぱり改めて!
ブレーキが原因の場合は?
ブレーキに原因の場合は「意図せずかかった状態になっている」ケースが多いです。
ブレーキ位置が動いてしまっている場合もありますし、ホイールが振れてしまっている場合もあります。「ホイールのフレ」については下記ページもご参考に。

こちらはブレーキ位置の調整や、ホイールの「フレ取り」をして解消を目指します。
電動アシストの場合はメーカへ
電動アシスト車の「重くなった」は、電動アシスト機能の不具合というケースも実はかなり多いです。
電動アシスト機能がオンにならなくなっていたり、入ってもすぐ切れてしまったり… いろんなパターンの不具合がありますが、アシスト機能が満足に動いていないので、それはもうすごく「重くなって」ます。
でもこれ、自転車部分の不具合ではなく、電子機器の問題なので、基本的に「自転車店で修理する」ではなくて「メーカに相談する」案件。お時間と費用がかなりかかる場合もありますし、買ってすぐではなくて、かなり愛用されている場合は「もう直らない」ケースも。
15年とか乗ってらっしゃる方も多いので「そろそろ買い替えを…」というご提案になったりもします。
結構重症なケースも散見
割合としては少なめですが、結構重症なケースもあります。
ですので、「重くなった?」と気になった場合や早めにご相談を。問題が拡大しないうちに解消できれば、費用や期間が圧縮できるかもしれません。