自転車に乗っていると、いろいろな「困った」が発生します
特に自転車に乗り始めた頃、ちょっと慣れてきた頃に「困った」が多いかも?
基本は「自転車を買ったお店や、いつも行くお店に相談を」ではありますが
解決案や対処方法、軽減のアイデアなどなど少しだけ
自転車に乗ると○○が痛い
かなり多いお悩み「困った」は、「○○(身体のどこか)が痛い」というもの
どこか痛いところがあったりすると、せっかくの楽しいサイクリングが…
完璧に解消! は難しくても、いろんな方法で少しずつ軽減して「気にならない」レベルに抑えたいモノです
乗り方・ポジションを変える
すべての項目に共通なのが「乗り方・ポジション」を変えるというもの
- サドルを少し上げたり、下げたりする
- 乗るときの姿勢を見直す
- ちょっと気合を入れて漕いでみる
- のんびりした速度で乗ってみる
そんな感じで、少しずつ変更してもらうと
「痛い」が解消・軽減されたりします
全部一気に改善・解消は難しい
1つの対策で一気に解消! というのは、多分ですがかなり難しい
ですので、いくつかを組み合わせて、全体として「軽減した」「まぁ許せる」のラインを目指しましょう。
たとえば「何かを交換する」という施策でも、人によって「合う」「合わない」は違うもの。1つ試してダメだったからといって「この方法はダメ」ではないかも!?
試行錯誤もまた楽しみと割り切る… のは難しくとも、どこかあきらめていただいて、よりよき○○を探してみてください
「お尻」が痛い
一番多い「○○が痛い」は「お尻」
スポーツ自転車のサドルって、結構硬かったり、薄っぺらかったりするものです
ですので、「お尻が痛い」のはある程度仕方ない! 「侍サイクル」ではこんな感じで、少しずつ解消をとお話しています
- サドルを変更する
- ポジション・乗り方を見直す
- 「あきらめ」と「慣れ」
詳しくはこちらも

「テストサドル」でお試しを
サドルを変える前には、ぜひテストサドルをお試しください
サドルってかなり個人の好き好きというか、各人の好みが出る部分。
評判がいいから買ってみたけど…
友達は最高って言うけど、自分には最低…
みたいないこともあります。だから買う前にお試ししたい! しっかり試して、納得できてからお買い求めください

パッド入りパンツという手もある
長距離走る時は、結局どうしたってお尻に負担が…
そんな時には、パッド入りパンツをどうぞ。
よく見る(?)ピチピチタイツ形式ではなく、下着の代わりに履くタイプなら、恥ずかしさも少しはマシかも?
「手」が痛い
「手」が痛い! のもよくある「困った」
これも結構なストレスになりますので、速やかに解消を図りましょう
手袋を試してみる
自転車用の手袋には、パッドが厚めのものもあります
ちょうどよく、痛い部分にあたってくれるグローブがみつかれば、勝ったも同然(?)
とくに「ロングライド」をうたった手袋を中心に「ちょうどいい」ものを探してください


グリップを変更してみる
グリップの形状を変更すると、かなり「手の痛み」も変わってきます
オススメは「扁平」というか? 「エルゴノミクス形状」というか? な、タイプ

形状だけでなく、角度なども調整すると、ぐっと痛みが薄れるかも!?
ここはぜひ一度お試しください
首が痛い
「首が痛い」のもかなり苦しいもの
「頭」の重量をできるだけ軽くすることと、無理な姿勢を避けることが大事です
ヘルメットを軽量化
頭の上にあるものといえば「ヘルメット」
できるだけ軽いものにすると首への負担が減ります
重いものだと500g~800gほどにもなりますが、軽量モデルだと200g前後だったりすることも。その分お値段は上がってしまいますが…
首が痛い方は、軽量ヘルメットもありです
ハンドル・ステムを見直す
首が痛い人にとって、「前傾姿勢」はツライもの
前傾姿勢をとらなくてすむように、ハンドルやステムの形状、サイズを見直すのもひとつの方法です
たとえば、ドロップハンドルをやめたり、穏やかな姿勢で乗れるような形状のハンドルに変更したり… 行きつけの自転車店でご相談いただくと、いろんな提案をしてくれるはず

以前、施工させていただいた「ドロップハンドル→のんびりハンドル」交換案件
ほかにも、上に上がったタイプのステムとハンドルに交換して、前傾姿勢をとらなくてもいいようにカスタムしたり、内側に曲がったハンドルを装着したりなんてこともやってます
バックミラーも使ってみる?
後を確認する時に、斜め後ろを見る動作
これが「ツライ」というお声もチラホラ
振り返るのがちょっとキツイ方には、バックミラーがおすすめです

アイコンタクトや、後確認しているぞ! というアピールも大事ですので、100%ミラーに頼るのもあまり良くありませんが、でも身体のためにバックミラー! いかがでしょうか?
膝が痛い
膝が痛いというお話も、実は結構よく聞きます
無理をするとどんどん痛みが増しますので、早めに対策を
他の項目と異なり、基本は「乗り方」の問題。ポジションと乗り方を見直して、膝の痛みを軽減しましょう
ギアを再考する
膝が痛いというお悩み。
結構「重いギアで走るのが好き」という方がいらっしゃいます
もしかするとそこに膝痛の原因があるのかも!?
膝が痛いと思ったら、いつもより1~2枚軽いギアで走ってみてください。
ペダルの漕ぎ方を意識する
膝が痛いという方、実は結構男性が多いのですが…
漕ぐ時に少し「ガニ股気味」になっている方があります
実は店主メカタがそうで、漕ぎ方で膝の痛みが出てきてしまっていました
膝が痛い場合は、ガニ股、内股で漕いでいないかをチェック。漕ぐ時に少し意識するだけで、膝痛が変わるかも?
逆に、普段から長い間、ガニ股・内股気味に生きてきて、ビンディングペダルで矯正されてしまった場合に、かえって痛みが出てきているケースなんかも…
ペダルを交換する
合わないペダルが膝痛の原因になっているケースもあります
とくに、買った時についていたペダルそのままで乗っている方は、違うタイプのペダルに変えてみるのもアリかも?
侍サイクルは「MKS(三ヶ島製作所)」さんのペダルの信者なので、迷ったらMKSを

ビンディングペダルを使っていて膝痛が出ている方は、角度の調整をしたり、ビンディングをお休みしてみてください