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ずっと乗ってない自転車を、「乗れるようにしたい」って大工事です!

乗ってなかった愛車に乗るって大工事です
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ずっと乗ってない自転車を、「乗れるようにしたい」と持ってきてくださることがあります。

侍サイクル
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すっごい嬉しい!

のですが…

侍サイクル
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でも結構な大工事になることも多いので、意外と大変なんです

なんてお話。

乗ってない自転車を再生するのは大変です

ずっと乗ってない自転車を、「乗れるようにしたい」と持ってきてくださること。

実は結構多いです。

が、気軽に「乗れるように」ってちょっと問題かも!?

なぜなら、自転車って乗っていると当然減りますが、乗ってなくても減るからです。いやむしろ、乗ってないほうが減るというか… 悪くなることが多いといいますか。

また自転車自体が古くなると、修理するにあたっていろんな問題が出てきます。修理に時間がかかったり、最悪「修理できません」ってことも発生します。

乗ってなかったから、ちょっとチェックぐらいで乗れるんじゃ?

ってわけにはいきません。残念ながら。

こっちの記事もよろしければ

 → 古い愛車に乗るなら「レストア」どうでしょう? レストア4つの注意点

自転車って「乗ってなくても減る」んです

まず「乗ってなくても減る」問題。

使ってないと、悪くならないような気がしますが、そうでもありません。

劣化したり、錆びたり

まず…

  • ゴム製の部分は劣化します
  • ワイヤなどの金属部分は錆びます

ですから、触ってなくても交換です。これだけで、もうすでに結構な出費になります。

ほかにいろんな部分が劣化します。たとえば、最近増えてきた「油圧ディスクブレーキ」。たとえば、「MTBのサスペンションフォーク」。このアタリ、見た目は大丈夫でも、内部が劣化していることもありますし、使っていないとかえって劣化する問題も抱えています。

一部交換はできなかったりしますので、ブレーキ全体、フォークごと交換になることも多いです。劣化の具合をチェックするのも難しいので、安全・快適なライドのためには交換がおすすめですが… でもとくにフォークは高額にもなりますから、悩ましいところです。

そんな感じで、

侍サイクル
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パッと観た感じはピカピカ! でも、使っていなかったゆえのトラブルや故障がたくさん発生していることが多いです

あっちもこっちも要交換

走る部分、止まる部分を疎かにしていると命の危険もありますよね?

侍サイクル
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変速はできなくても死なないけど、止まらないと死にますよ

よく、そうお伝えするのですが…… 制動部分は本当に大事。

だから「安心」「安全」に乗ることを考えると、あっちもこっちも交換! になっちゃいます。

侍サイクル
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「乗れるように」程度でも、かなり高額になっちゃうんですよね…

オマケに、ある程度は交換しても全部が新品にはなりませんので、「直すのか?」「買い換えるのか?」を判断していただく必要が出てきちゃいますね。

「直らないかも」しれません

もうひとつの「直らないかもしれない」問題。

これは、機構が古くなりすぎて、現状で手に入る部品では修理できない可能性です。

以前、ちょっと変わった形状のブレーキを使ったMTBが持ち込まれましたが、これがもう手に入らない。他のブレーキで代用しようにも、フレームが独自規格すぎるため、流通しているブレーキは使えない。。。 なんてことが。

ここまでのことは少なくても、「純正パーツがもう存在しない」可能性は結構あります。

そうなると、現行のパーツで互換性はあるのか? とか、今でも使えるパーツをどこか出していないのか? を1つ1つ調べることになりますので、お時間もかかってしまいしますし、手に入るまで時間がかかることも増えてきます。

またメーカに問い合わせても、「使えると思うけど、現物合わせしかないですね」と言われ、取り寄せて合わせてみると「結局使えない!」なんてこともあったりして… 自転車屋泣かせになってきます。

「互換性がない」ことだって…

さらに、後継機種は出ているけど、互換性がないなんてことも。

以前、ホイールのすごく小さなパーツがダメになっていたたことがありました。でも数百円のパーツが廃版。後継パーツは使えない。あえなくホイール買い替えに!

古くなってくると、どうしてもこういうことが発生します。

買い替えできる部分ならいいですが、フレーム関係の部品が手に入らなくなると、廃車にせざるを得ないかもしれません。

「独自規格」ってむずかしいよね

ちょっと話はソレますが。。。

「長く乗る」と考えると、あまり独自規格や最新規格を使っている自転車は選ばないほうがいいかもしれませんね。

侍サイクル
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独自すぎる企画ほど、「ずっと使える」可能性が低くなっちゃいますから…

そもそも「よく知らない自転車」って

そもそも問題、よく知らない自転車だと、何もかも時間がかかります

侍サイクル
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メーカの問題もありますが、「うちで買ってもらった自転車」「いつも状態を見ていた自転車」と、「初めて見る自転車」じゃ違うって側面もあります

初めて見る自転車だとさらに大変

初めて見る自転車だと…

  • その自転車のことを知り
  • 状態を知り
  • 持ち主さんの考えを知る

ここからスタートですから。

たとえば美容室

いつも髪を切っているお客様が、「こんな髪型にしたいんだけど」だったら対応しやすいです。でもはじめのお客様だったら、髪質もわからないし、前の美容室の施術もわからないし、その方の希望を察知するのもむずかしいです。

たとえば歯医者

はじめての患者さんが「なんか歯が痛い感じがする」と言ったら… カルテとか既往歴がわからないとしたら、1から10まで全部の検査をして状態把握と原因究明するしかありません。

時間と費用はかかりますが…

そう思うと、時間も費用もかかるうえ、満足度も高くならない可能性が高いんじゃないでしょうか?

その店で買った自転車なら… そうじゃなくても、何度か触らせてもらった自転車なら… わかることもあるはず。だからある程度お付き合いしながら関係性をつくっていくか、時間と費用に余裕を持っていただくか? をお願いしたいと思います。

もうひとつ、しっかりヒアリングさせていただき、都度都度ご相談させてもらえるほうが、満足な結果につながります。

まとめ!

「全然乗ってなかったから」

悪いトコロはほとんどないはずとか、お安く修理できるはずっていうのは、通らない可能性が高いです。

お時間と予算を確保していただければ、なんとかなる可能性は高いですが。。。 

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